縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

‘’鳥獣背八花鏡’(ちょうじゅうはいのはっかきょう)は正倉院に収蔵されている白銅製の大型銅鏡である。

概要

国家珍宝帳記載品。大きさは正倉院で6番目である。鋳上りは最良品といえる鮮明な良品である。外縁は八つの花弁型。唐の鏡に典型的なデザインである。
鈕を挟んで、綬をくわえた鳳凰・獅子・麒麟を鋳出した鏡である。
付属する紙片に「八角鏡重大十三斤十五両径一尺四寸五分半鳥獣花背、緋絁帯八角榲柙盛」と記載される。

成分分析

蛍光X線分析?により、銅70.3%、錫23.3%、鉛5.3%であった。錫を多めに含む中国銅鏡の組成に近い。

展示歴

  1. 1956年 - 第10回
  2. 1968年 - 第21回
  3. 1991年 - 第43回
  4. 2004年 - 第56回
  5. 2017年 - 第69回

管理

  • 名称 :八角鏡 鳥花背 第3号
  • 倉番 :北倉 42
  • 用途 :調度
  • 技法 :金工
  • 寸法 :径43.1cm 厚1.0cm 紐高2.4cm 重量9244g
  • 材質:青銅鋳造

関連宝物

参考文献

  1. 奈良国立博物館(2008)『正倉院展六十回のあゆみ』奈良国立博物館
  2. 西川明彦、成瀬正和、三宅久雄(2009)「鏡」正倉院紀要 第26号,pp.85-86

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

フリーエリア

よろしければランキング投票してください
にほんブログ村 歴史ブログ 考古学・原始・古墳時代へ
にほんブログ村

フリーエリア

PVアクセスランキング にほんブログ村

メンバーのみ編集できます