縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

馬鞍(うまのくら)は正倉院に保管されている騎馬のための装具である。

概要

馬鞍は第一号から第十号まである。
  • 第一号
    • 韉(しなぐら)は騎馬時の衝撃を和らげるため馬の背の左右に取り付ける装具の一つである。屧脊(なめ)と鞍橋(くらはし)の間に敷く。韉の芯は筵を複数枚重ねたものを麻布で覆う。筵の間には柏葉を挟み込む。それらを貫通させて渦巻き状に並縫いして一体にする。布は目の粗い平織りである。繊維側面と横断面の特長から大麻とみられる。

馬鞍 第1号

展示歴

  1. 1957年 - 第11回
  2. 2006年 - 第58回

管理

  • 名称 :馬鞍 第1号
  • 倉番 :中倉 12
  • 用途 :武器・武具
  • 技法 :その他
  • 寸法 :前輪高28.7 後輪高24.0
  • 材質:鞍橋:前後輪は桑 金銀泥絵 居木は樫、鞍褥:表は赤地唐草文錦、韉:表は焦茶の毛氈、屧脊:表は白絁に赤地錦の縁取、鐙:鉄製 銀象嵌、面懸・胸懸・尻懸:革製黒漆塗 金具は金銅 水晶・琥珀嵌装

参考文献

  1. 増田勝彦・ひろいのぶこ・岡田文男・有吉正明(2018)「正倉院宝物特別調査 麻調査報告」正倉院紀要40号 pp.27-28

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

フリーエリア

よろしければランキング投票してください
にほんブログ村 歴史ブログ 考古学・原始・古墳時代へ
にほんブログ村

フリーエリア

PVアクセスランキング にほんブログ村

メンバーのみ編集できます