縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

菩提子誦数(ぼだいしじゅず,Rosary)は正倉院に保管されている木製の数珠である。

概要

木の実で咸珠108枚が作られている。留め金具は金銅製で、紐は後から補修したものである。菩提子は菩提樹の実である。しかし木の実が実際に菩提子ではなく、シナノキ屬(Tilia)の1種の果実の核である。『大安寺伽藍縁起幷流記資財帳』に菩提樹で作った誦数一貫の記載がある。ボダイジュ、シナノキ、ヘラノキもシナノキ屬である。

展示歴

  1. 1961年 - 第14回
  2. 1977年 - 第30回

管理

  • 名称 :菩提子誦数 第20号
  • 倉番 :南倉 58
  • 用途 :仏具
  • 技法 :木製品
  • 寸法 :周囲長 88.0cm
  • 材質:

参考文献

  1. 奈良国立博物館(1977)『正倉院展目録』奈良国立博物館
  2. 嶋倉巳三郎,村田源(1981)「正倉院宝物の植物材質調査報告」正倉院紀要第9号,p.8

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