花岡山遺跡(はなおかやまいせき)は大阪府八尾市にある縄文時代から中世?に渡る複合遺跡である。
八尾市の北東部、生駒山北西部の標高60mから70mの扇状地にある遺跡である。高地性集落の性格をもつ居住域の可能性がある。鎌倉時代(13C)においては、居住域を構成した井戸、土坑、溝、柱穴が見つかっています。これまでの調査においても同時期の集落域が検出されており、河内地域と大和地域をつなぐ「十三街道」に沿って展開した集落であったと推定される。
弥生時代後期中葉(1C末〜2C初頭)では竪穴式住居3棟〈SI1〜3〉のほか大溝〈SD2〉が見つかった。
竪穴住居群の東方に近接して発見された大溝〈SD2〉は幅3.0mから5.0m、長さ20m以上、深さ1.3mから1.5mの人工的に掘られた断面「V」字状の溝である。溝内から一時的に投棄された大量の弥生土器が出土した。
竪穴住居群の東方に近接して発見された大溝〈SD2〉は幅3.0mから5.0m、長さ20m以上、深さ1.3mから1.5mの人工的に掘られた断面「V」字状の溝である。溝内から一時的に投棄された大量の弥生土器が出土した。
「花岡山古墳」(全長約73m)は壊されたが、跡地に石碑が建つ。
- 名称:花岡山遺跡
- 所在地:八尾市楽音寺6丁目10(大阪経済法科大学)
- 交通:近鉄「服部川」駅から徒歩約30分/近鉄バス20「楽音寺」から徒歩約10分
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