縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

黒柿把鞘金銀荘刀子(くろがきのつかさやきんぎんかざりのとうす)は腰帯に提げる刀子(小刀)である。

概要

紙や木簡を切ったり、木簡などで書き損じた文字を削るための文房具である。腰帯から提げる装身具としても使われた。本品は装飾を抑えた簡素な刀子である。把と鞘は黒柿材で作られる。把口、鞘尻、帯執はすべて新補である。刀身には反りを付けない。鍛えは板目肌である。刀文は直刃で焼き、の先は剣先形である。

管理

  • 名称:黒柿把鞘金銀荘刀子 第31号
  • 倉番:北倉 131
  • 用途:文房具
  • 技法:木竹工
  • 寸法:全長21.1 把長10.0 鞘長15.6 身長8.5 茎長5.3
  • 材質・技法 :把・鞘は黒柿 把口は銀製鍍金 金具は新補、刀身は鉄製・鍛造

出展歴

  • 名称:黒柿把鞘金銀荘刀子 第31号
  1. 2022年 - 第74回

参考文献

  1. 奈良国立博物館(2022)『正倉院展第74回』仏教美術協会

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