縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

白石鎮子 白虎・玄武(はくせきのちんす びゃっこ げんぶ,Marble Relif of Devine White Tiger and Black Serpent-Tortoise)は、正倉院に保存されている大理石のレリーフである。

概要

四神の玄武白虎がからみ、雲文を半肉彫りとしたもの。鎮子にはおもし説があるが厳密には用途不明である。
2つの動物を組み合わせる文様はスキタイなど西方起源と考えられる。
国家珍宝帳」記載の白石鎮子に比定されるが、建築資材説もある。
白石鎮子は「子・丑」「寅・卯」「辰・巳」「午・未」「申・酉」「戌・亥」の6枚と、「玄武白虎」「青龍朱雀」の2枚からなり、合計8枚である。
8枚とも同質で、象牙色の結晶質石灰岩(大理石)であることはX線回折で確認された。紫外線による蛍光はみられない。

管理

  • 名称:白石鎮子 白虎・玄武
  • 倉番:北倉 24
  • 用途:調度
  • 技法:石製品
  • 寸法:縦21.5 横30.0 厚5.0 重8720
  • 材質・技法 :大理石

出展歴

  1. 1959年 - 正倉院宝物展(東京国立博物館
  2. 1969年 - 第22回
  3. 1978年 - 第31回
  4. 1987年 - 第39回
  5. 1998年 - 第50回
  6. 2009年 - 第61回
  7. 2019年 - 正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―(東京国立博物館)

関連宝物

参考文献

  1. 奈良国立博物館(2008)『正倉院展60回の歩み』奈良国立博物館

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