縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

鉢形土器(はちがたどき)は口縁部が最大径であり、背が高く口縁部から底部にかけて直線的にすぼんでいく形の土器、あるいは背が低く最大径が器高より大きな土器である。

概要

底部から口縁部まで直線的に変化する形態であり、壺形土器や甕形土器のように頸部を有国宝・縄文土器では深鉢形土器、または浅鉢形土器という。深鉢形土器は主に煮炊きに利用した土器で、貯蔵などの用途もあった。深鉢形土器は煮炊きや貯蔵などに用いられ、浅鉢形土器は貯蔵や盛り付けなどに用いられた。
弥生時代にはいると甕形土器と壺形土器がその用途によって区別されるようになった。浅鉢形土器は主として果実や魚などの固形物を盛っておくための容器で弥生時代以降は単に鉢形土器という名称となった、

出土例

  • 深鉢形土器 - 大館町遺跡、縄文時代中期/4500年前、国内最大級の縄文土器
  • 深鉢形土器 - 安道寺遺跡(甲州市塩山中萩原安道寺)
  • 深鉢形土器 - 長野県伊那市宮ノ前出土、縄文時代(中期)
  • 深鉢形土器 - 鍋屋町遺跡出土、長野県上越市
  • 深鉢形土器 - 新潟県笹山遺跡出土、国宝・火焔型土器
    • 大きく立ち上がる突起が、燃え盛る炎のように見えるため火焔型とされる。

参考文献

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