縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

斑犀如意(はんさいのにょい)は正倉院に収蔵されている半透明の濃いあめ色の犀角を用いた如意である。

概要

珠玉で飾られる犀角製で、柄頭にはラピスラズリを取り付ける。柄には「東大寺」の刻銘がある。元は東大寺の什物であった。柄の端は扇形に広がり、内側に曲り、先端に五個の爪(掌)を付ける。掌の内側に金線で六弁花文を表す。花弁に水晶、色ガラス、孔雀石、琥碧などをはめこむ。

展示歴

  1. 1963年 - 第16回
  2. 1973年 - 第26回
  3. 1984年 - 第36回
  4. 2001年 - 第53回

関連宝物

  • 玳瑁竹形如意?
  • 玳瑁如意?
  • 犀角如意?
  • 犀角銀絵如意?
  • 鯨鬚金銀絵如意?

管理

  • 名称 :斑犀如意 第6号
  • 倉番 :南倉 180
  • 用途 :仏具
  • 技法:牙甲角
  • 寸法 :長77.0cm,掌の幅10.4cm
  • 材質:犀角 柄頭は青金石 花座・界線は金 水晶(伏彩色)・色ガラス・孔雀石・琥珀の象嵌

参考文献

  1. 奈良国立博物館(2008)『正倉院展六十回のあゆみ』奈良国立博物館

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