粉地彩絵八角几(ふんじさいえのはっかくき,Lacquered Hide Mirror-case)は、正倉院に保存されている仏前に供物を献ずるための台机である。
第11号粉地彩絵八角几は桧材で、天板、台輪とも八角形である。各陵に束を立て、八か所の格狭間を透かし、彩色は天板表面を緑青、黄、白、紫、朱、丹、などの暈繝?配色による花葉文を描く。台輪の上面は蘇芳地に覗き花文を描き、各花文の輪郭を赤色線でくくる。当時の仏像彩色と共通した手法である。
- 1940年 - 正倉院御物特別展(帝室博物館)
- 1946年 - 第1回
- 1964年 - 第17回
- 1977年 - 第30回
- 1981年 - 特別展『正倉院宝物』(東京国立博物館)
- 1992年 – 第44回
- 1995年 - 第47回
- 2009年 -『皇室の名宝―日本美の華』二期(東京国立博物館)
- 2019年 - 第71回
- 奈良国立博物館(1977)「第30回正倉院展目録」奈良国立博物館
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