瑠璃壷(るりのつぼ,Blue Glass Jar)は奈良県奈良市の正倉院に伝わる紺色ガラス製の唾壷である。
器のデザインが先行した形状である。由水常雄によればガラスの性質を考慮していない(参考文献1,p.102)。ヴェネツィアのベテラン・マエストロでも同じ形状はできなかった。首の部分の鋭角的な形状を作ることが難しい。宋代はガラス技術が未発達であったため、デザインだけ作り、西トルキスタンのガラス工房に発注していたとみられる(参考文献1,p.102)。
- 登録名:瑠璃壷
- 倉番 : 中倉 71
- 用途 : 調度
- 技法 : ガラス
- 寸法 : 口径11.7cm,胴径8.3cm,高9.0cm,重121g
- 材質・技法 : アルカリ石灰ガラス(紺色)
タグ
コメントをかく