碧地金銀絵箱(へきじきんぎんえのはこ,Round Mirror with low-Relief Decoration of Flowers and Bords)は正倉院に収蔵されている印籠蓋造りの長方形の献物箱?である。
床脚が付いている。全体を碧色に塗り、様々な鳥や花卉・蝶などを金銀泥で左右対称に描く。内張りの側面には長斑錦と呼ばれる豪華な縞模様の錦を用いている。底裏に「千手堂」の墨書銘がある。24号と25号とがあるが、同じ作りである。
調査により、淡青色から岩群青、金色から金泥、銀黒から銀泥、白色や淡紅色から鉛白や酸化塩化鉛が検出された。箱内に内張りを貼る。芯には底に麻布と真綿を敷き、側面の立ち上がりには、紙芯と竹縁を入れる。八陵唐花白綾の織技法は平地経4枚綾文陵。
調査により、淡青色から岩群青、金色から金泥、銀黒から銀泥、白色や淡紅色から鉛白や酸化塩化鉛が検出された。箱内に内張りを貼る。芯には底に麻布と真綿を敷き、側面の立ち上がりには、紙芯と竹縁を入れる。八陵唐花白綾の織技法は平地経4枚綾文陵。
- 名称 :碧地金銀絵箱 第24号
- 倉番 :中倉 151
- 用途 :収納具
- 技法 :木竹工
- 寸法 :縦27.9 横17.5 高10.6
- 材質:檜 彩色(碧・金泥・銀泥・蘇芳・墨・白 内面は淡紅) 内張りは表暈繝錦・白綾 裏緑地纐纈絁 芯は楮紙・麻布・真綿
- 名称 :碧地金銀絵箱 第24号
- 倉番 :中倉 151
- 用途 :収納具
- 技法 :木竹工
- 寸法 :縦27.9 横17.5 高10.6
- 材質:檜 彩色(碧・金泥・銀泥・蘇芳・墨・白 内面は淡紅) 内張りは表暈繝錦・白綾 裏緑地纐纈絁 芯は楮紙・麻布・真綿
- 奈良国立博物館(2008)『正倉院展六十回のあゆみ』奈良国立博物館
- 鶴真美・田中陽子・山方唯華子(2022)「色料調査」年次報告、正倉院紀要,pp.88-91
タグ
コメントをかく