縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

タグ検索で祭祀4件見つかりました。

銅矛

''銅矛''(どうほこ)は[[弥生時代]]に使われた青銅製の武器である。 *概要 矛は長い柄の先端に装着して使う突刺し具である。柄の装着部が袋状になり、柄を差し込んで用いる。槍は柄に茎を刺しこむ。日本製は実用から離れた祭器となっている場合が見られる。九州から中国・四国地方の出土が多い。銅製のものが銅矛、鉄製のものが鉄矛である。 対馬出土の矛は柄を差し込むための穴が土でふさがれており、刃の部分も研がれていばない。全長88.7cmの割に身は薄く扁平で武器より祭りの道具であったことが分かる。日本書紀や古事記に…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c6%bc%cc%b7... - 2023年03月21日更新

斎部広成

忌部は諱部とも書く。忌部氏は忌部(王権の祭祀に従事した部)を統率した伴造氏族である。803年(延暦22年)に忌部宿禰浜成らの申請によって斎部と改められた。 *正史 808年(大同3年)11月、[[平城天皇]]即位の[[大嘗会]]に奉仕した賞として斎部広成は従五位下を授けられた記事のみが正史にみえる。 *古語拾遺 大同2年(807年)2月13日、平城天皇の朝儀に関する召問に対応し『古語拾遺』を著して斎部氏の職掌の由縁と根源を主張した。このとき広成は81歳と伝わる。 中臣氏に対抗して、祭祀が中臣氏に集中してい…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%ba%d8%c9%f4%b9... - 2023年02月23日更新

銅鏡

''銅鏡''(どうきょう)は銅合金製の鏡である。裏に文様や吉祥句が配される。 *概要 銅、錫、鉛の合金であり、鋳型に流し込んで成形した。 弥生時代から古墳時代にかけて数多く製作された。 *構成 2面があり、鏡面と背面とがある。 背面の中央に紐とよぶ突起があり、穴があけられており紐を通るすとができる。 形態は円鏡のほか方鏡・八花鏡・鈴鏡など様々である。 鏡面は平らで、磨くと光を反射して姿を映す。 背面構成は中央から、紐、紐座、内区、外区、縁部である。 …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c6%bc%b6%c0... - 2023年02月23日更新

古語拾遺

りまとめた歴史書である。 *概要 宮中祭祀を担当していた斎部氏が、正史に漏れている伝承を書き記したものである。[[平城天皇]]から朝儀に関する召問があり、それに応えるために作成された。神代では『[[古事記]]』や『[[日本書紀]]』などの史書から漏れた斎部氏に伝わる伝承を記載する。[[津田左右吉]]は史書としての価値は低いと評価したが、近年では再評価されつつある。 *構成 構成は以下の通りである。 -序 -本文 --神代の古伝承  天地開闢、日神、素神、大己貴神、天孫 --神武天皇以降、天武天皇までの古…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b8%c5%b8%ec%bd... - 2023年02月22日更新

メンバーのみ編集できます