縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

タグ検索で銅鏡48件見つかりました。

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方格規矩鏡

代中国の漢代から魏・晋代にかけて流行した銅鏡([[古代鏡]])である。方格は地を表し、外形の円形は天空を表し、立体的な天地の構造を表現している。「天円地方」の世界観に基づく。鈕と周縁の間にはさまざまな動物などが鋳出される。動物には青龍、白虎、朱雀、鳳凰・玄武、亀、蛇がある。四神とよばれるこれらの霊獣は、天の東西南北を代表する星座を表現する。 日本では北部九州の弥生遺跡で出土する。 …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%ca%fd%b3%ca%b5... - 2022年10月23日更新

甲斐銚子塚古墳

後円部の竪穴式石室から、大量の「朱」と青銅鏡5面、碧玉(製車輪石・石釧、管玉、鉄剣、鉄刀、南海産スイジガイ製貝環が出土した。出土した鏡に三角縁神獣鏡も含まれる。甲斐銚子塚古墳出土の三角縁神獣車馬鏡は、備前車塚古墳(岡山市)や群馬県三本木所在の古墳(藤岡市)そして藤崎遺跡(福岡市)出土鏡と同型の鋳型をもとに作られていた。組み立て式の木製品(円盤状、蕨手形、棒形、写真下左は常設展示)は葬送儀礼の道具と考えられ、墳丘から周溝内へ投げ込まれたような状況で出土しました。 *指定 -国指定史跡(銚子塚古墳附丸山塚古墳…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b9%c3%c8%e5%c4... - 2022年09月11日更新

画文帯神獣鏡

いしんじゅうきょう)は中国後漢時代の[[銅鏡]]である。 *概要 日本の古墳では出土例が多い。平縁部分の幅が広く、縁の文様として飛禽、走獣、神仙、飛雲など絵画的文様で構成することから、「絵文様縁神獣鏡」「飛禽走獣文縁神獣鏡」とも呼ばれる。内区には神仙像を中心とした神獣文が表される。外側に日輪を従えた車、それを曳く獣、飛仙などの群像を描いた画文帯が鋳だされる。図像は浮彫により、細線を用いる細密表現がなされる。 画文帯神獣鏡は主文の構図により、同向式神獣鏡、環状乳神獣鏡 、求心式神獣鏡に分けられる。 画文帯…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b2%e8%ca%b8%c2... - 2022年06月30日更新

備前車塚古墳

''備前車塚古墳''(くろひめやまこふん)は岡山県岡山市にある[[古墳時代]]初期の[[前方後円墳]]である。 *概要 尾根の頂端にあり、前方部を北西に向ける。二段築成、前方部前面の開きが顕著であり、三味線バチ形に開く古い形式である。 主軸長48.3m、後方部長24.5m、短辺23m、後方部高3 m、前方部長21.8m *調査 1956年後方部から[[竪穴式石室]]が発見され、内部から鏡13面、鉄刀1、剣1、鉾1、鉄鏃7、斧1、短冊形鉄斧1が検出された。 1967年、1968年の二度に渡り、鎌木義昌、…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c8%f7%c1%b0%bc... - 2022年06月30日更新

鳥獣花背方鏡

''鳥獣花背方鏡''(ちょうじゅうかはいのほうきょう,Square Bronze Mirror)は正倉院に保存されている中では唯一の四角い鏡である。一般には「海獣葡萄鏡」と呼ばれる唐の鏡である。 *概要 うずくまる獅子の形をしたつまみを中心に、その周囲に6頭の[[獅子]]と葡萄[[唐草文]]を配している。背面に葡萄唐草の中、獅子、鳥、蝶、蜂が飛び交う様子が刻まれる。鋳上りは鮮明である。銅、錫、鉛の成分比は中国鏡に近いため、唐の鏡と考えられる。正倉院展の第3回では「鳥獣葡萄背方鏡」と呼ばれていた。 *構…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c4%bb%bd%c3%b2... - 2022年05月19日更新

鳥獣花背八角鏡

は[[正倉院]]に保存されている八角形の銅鏡のひとつである。 *概要 背面に鳥獣花文を鋳出した鏡である。内区と外区とに分かれる。内区は紐をはさんで綬を咥えた二匹の鳳凰、山岳、花を表す。外区は花に集う鴨、インコ、獅子、鹿を表す。南倉(12号)にも鳥獣花背八角鏡がある。 付箋紙片に「八角鏡一面重大冊八斤八両径二尺一寸七分鳥獣花背、緋絁帯八角榲柙盛」の墨書。 鏡面は平面。鏡背は緑色や褐色に錆びる。錆が取れた部分は白みを帯びた金属色。鏡背は半径をほぼ二分する位置に太い界線を巡らす。 …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c4%bb%bd%c3%b2... - 2022年05月13日更新

花虫背八角鏡

きょう)は[[正倉院]]に保存されている銅鏡のひとつである。 *概要 中央に紐をもち、内区と外区とに分ける。全56面ある鏡の中で最も小型である。花・蝶・仙人文様の鏡である。 花虫背八角鏡には第33号、第34号、第35号、第36号、第38号がある。 第34号は鶴・一角獣・獅子に騎乗する4仙人を旋回させる構図で、唐鏡の踏み返しであろう。同笵鏡が正倉院南倉35号八角鏡、南倉36号八角鏡である。この文様形式はほかに日本では例がない。 *展示歴 **第34号 +1979年 - 第32回 +2016年 - 第68回…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b2%d6%c3%ee%c7... - 2022年05月10日更新

天理参考館

''天理参考館''(てんりさんこうかん)は奈良県天理市にある民俗学・考古学系の博物館である。 正式名称は天理大学附属天理参考館である。 *概要 館内は地上3階建て、地下1階の4階層にわたり、1階・2階に「世界の生活文化」コーナー、3階に「世界の考古美術」コーナーがそれぞれ設けられている。 展示されている物品には文字通り世界各国から集められたものが多くを占め、そのコレクションはアイヌ文化からインド、ボルネオ、パプアニューギニアにまで至る。これら常設展の他に、企画展・スポット展を定期的に開催する。 *主な…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c5%b7%cd%fd%bb... - 2022年05月08日更新

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