縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

タグ検索で正倉院215件見つかりました。

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銀壺

ぎんこ, silver pot)は、[[正倉院]]に保存されている銀製の大型の壺である。 *概要 同じ形で同じ寸法の銀壺が2組伝わっている。甲と乙である。肩が張り、底が丸くすぼまった鉄鉢型の銀製の輪台付きの壺である。高台は別材で、本体の底を高台の輪の中に落とし込んで設置する。僧が托鉢すなわち食物を得るために用いる鉄鉢に似た形状である。精緻な魚々子を施す。 *図柄 胴部には羊・鹿・カモシカ・猪・兎などの動物を追う12人の弓を射る狩猟騎馬人物が線刻される。輪台には有翼馬、猛獣、猛獣使いが表される。文様の間の…

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唐花文

''唐花文''(からはなもん, Chinese flowers pattern)は、中国・唐時代に流行し、わが国でも奈良時代に流行した花形の模様である。 *概要 インドや[[ササン朝ペルシャ]]など西方の影響を受けて中国で成立した意匠である。実在の花をかたどったスタイルではない。特定の花ではなく、牡丹のような形の唐風の花などを、唐花という。複数の花のイメージを重ねてできた花の文様現である。現代でも帯や着物の文様によく使われる。 わが国では「唐花」と称した。 *参考文献 …

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香木

''香木''(こうぼく,fragrant wood)はよい香りがする樹木である。 *概要 沈香、伽羅と白檀が知られる。生産量が少なく貴重で、高額な値段で取引される。 *産地 採取できる場所は東南アジア全域で主にベトナム、カンボジア、インドネシアなどである。…

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屏風

て右側を右隻、左側を左隻という。 *正倉院 -[[鳥毛篆書屏風]] -[[鳥毛立女屏風]] -[[鳥毛帖成文書屏風]] -[[鳥毛帖成文書屏風]] -[[山水夾纈屏風]] -[[麟鹿草木夾纈屏風]] -[[鳥木石夾纈屏風]] -[[鳥草夾纈屏風]] -[[臈纈屏風]] …

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平螺鈿背八角鏡

(へいらでんはいはっかくきょう)は、[[正倉院]]に保存されている八花形の輪郭に鏡背を螺鈿で飾った白銅製の鏡である。 *概要 7号と13号とがあるが、2点が同時に出展されたことはない。鏡背は2区に分かれる。7号の方が区画は明瞭である。それぞれに明確な[[唐花文]]様が表される。 **7号 [[国家珍宝帳]]で7号は「八角鏡一面 重大五斤一両 径一尺一寸 緋絁帯柒皮箱 平螺鈿背緋綾嚫盛」と記載されている品である。 鏡胎を白銅鋳製、鏡背を[[螺鈿]]で装飾した[[八…

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七条織成樹皮色袈裟

sa,Priest’s Lobe)は[[正倉院]]に収蔵されている[[聖武天皇]]が使用したと想定される[[袈裟]]である。 *概要 樹皮の柄なので、見かけ上はかなり地味な図柄と色となっている。技法的にも素朴である。出家した僧侶は財産を持たないので、衣服はボロ布に見えるようにしている可能性がある。しかし、布を拡大すると模様の上に撚金糸を格子のように織り込んでいて、気づかないところで豪華になっている。文様の部分ごとに横糸の色を変え、2〜3種類の色糸をより合わせた杢糸を使用する。 「七條」は[[袈裟]]を7…

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木画紫檀双六局

rquetry Decoration)は正倉院に伝わる木画の技法で装飾した紫檀張りの双六盤である。 *概要 長方形の盤面に周囲に立ち上がりを付け、下に格狭間を透かした床脚と畳摺を備える。盤面の長辺中央に三日月型が配置され、長辺に沿って駒を置く花形を十二ずつ木画で表す。短辺の中央にも花形を配置する。側面の[[木画]]中に3種類の鳥文象嵌が見られる。中央の床脚の上部に花文象嵌を中心にして左右対称に花文象嵌がある。双六は[[奈良時代]]に流行したが、689年(持統3年)に双六禁止令が出されている(日本書記卷第…

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料紙

い箔を散らした装飾料紙などがある。 *正倉院 +[[国家珍宝帳]]の料紙 +[[楽毅論]]の料紙…

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国家珍宝帳

- 第19回 +1981年 - 特別展『正倉院宝物』([[東京国立博物館]]) +1990年 – 第42回 +2006年 - 第58回 +2019年 - 正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―(東京国立博物館) *参考文献・注 +[[藤田経世]]編(1972)『校刊美術史料 寺院篇 中巻』中央公論美術出版 +[[正倉院学術シンポジウム「宝物のはじまりと国家珍宝帳>https://spi.yomiuri.co.jp/servlet/view?PAGE_ID=00017002&NEWS_ID…

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楽毅論

f General Yue-yi)は[[正倉院]]に収蔵されている書聖[[王羲之]]の正書(楷書)の[[臨書]]である。 *概要 楽毅論は魏の夏侯玄が、燕の武将である楽毅について述べた書で、王羲之がそれを書写したものである。[[国家珍宝帳]]の「皇太后御書」と記載される献納宝物である。書聖王羲之の正書を光明皇后が臨書したものである。末尾に「天平十六年十月三日 藤三娘」を二行で書く。「[[藤三娘]]」は[[藤原不比等]]の第三女の意味である。 [[杜家立成]]と楽毅論は、確証のある[[光明皇后]]の真跡で…

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色麻紙

ured Hemp Paper)は、[[正倉院]]に保存されている[[麻紙]]の色紙である。 *概要 第14号は白色、黄色、茶色、藍色、緑色、の5色5枚の[[麻紙]]を基本セットとし、5枚ずつ[[繧繝]]にして重ね、約25枚を1組として、4組計約100枚を一巻にする。紙に包んだ檜の軸木に巻き付けた巻子が19巻(1850余枚)正倉院に残されている。大部分は未使用のまま残されている。巻いた端が少しずつずれ、[[繧繝]]の美しさを見せる。奈良時代には「五色紙」と呼ばれていた。彩色を用いた実例として「[[杜家立…

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螺鈿箱

''螺鈿箱''(らでんのはこ)は、[[正倉院]]に保存されている[[紺玉帯]]を保管していた箱である。''螺鈿玉帯箱''とも言われる。 *概要 黒の漆塗りで、蓋表、側面には、螺鈿や半球状の水晶などを用いて、草花文をあらわす。 蓋の中央に[[金平脱]]で六花弁を華やかに飾る。箱の内面は[[繧繝]]錦の内貼り(嚫)を作る。 円形の印籠蓋造り。内外に黒漆を塗る。夜光貝とみられる[[螺鈿]]には毛彫を施す。 金平脱の外側に伏彩色した水晶を玉荘した八枝の花卉文を配置する。貝は厚さ1mmの[[夜光貝]…

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伎楽面 木彫第47号

mask if Suiko-o)は[[正倉院]]に収蔵-されている[[酔胡王]]という役柄の伎楽面である。 *概要 泥酔した胡(古代ペルシャ)の王という役柄である。酒が好きで、酒焼けした赤ら顔の酔っぱらいの伎楽面である。高い冠をかぶり、大きく高い鼻、あつい唇、太い眉毛をもつ。 伎楽では酒を飲んで酔っ払った「[[酔胡王]]」と8人の従者「[[酔胡従]]」が登場し、賑やかに演技をする。 *由来 伎楽面は日本最古の仮面である。[[正倉院]]には171面が伝わる。大部分は752年(天平勝宝4年)、東大寺でおこ…

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剪子

いる。国立慶州博物館で展示される。 *正倉院 -[[白銅剪子]] - 燭台の燈芯を切るための鋏である。刃の部分に半輪形の金具がついていたことから、灯明の灯芯切りのための鋏と判明した。 *出土 -[[握り鋏>https://www.imuseum.jp/maibun/denno/582.html]] - 千葉県市原城跡(門前地区)出土 *参考文献 +岡本誠之(1991)『ものと人間の文化史33 鋏』,法政大学出版局…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%d1%f2%bb%d2... - 2022年12月06日更新

白銅

''白銅''(はくどう,cupronickel)は古代では銅に錫を加えた合金である。 *概要 高錫青銅ともいう。明治以前は、銅と錫の合金(青銅)のうち錫の含有量の多い白銀色のものをいう。錫の割合が多いため、白色が強くなる。銅合金の中でも硬度が高く、鏡や刀、[[剪子]]に使われる。鋳造品に適している。 *近代以降の白銅 近代以降は「白銅」は、銅を主体としニッケルを10%から30%含む合金となっている。銀の代用品として、五十円玉や百円玉などの硬貨や、ナイフなどのカトラリー、フルートをはじめとする管楽器の材…

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黒柿蘇芳染金絵長花形几

うぞめきんえのちょうはながたき,)は[[正倉院]]に収蔵されている仏に捧げる供物を置く机である。 *概要 机の天板は、[[黒柿]]の素材を蘇芳で染め、紫檀に似せる。長花形に作った黒い筋目のある黒柿の板で四つ葉に似た形に作る。側面には金泥で花枝や蝶鳥を描く。巻葉形に彫られた脚が四隅に付く。華足に金銀泥で葉脈を描く。裏に「戒壇」の墨書があることから、東大寺戒壇院に納められたものであることがわかる。 *展示歴 +1958年 – 第12回 +1969年 - 第22回 +1982年 – …

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青斑石硯

石硯''(せいはんせきのすずり,)は[[正倉院]]に収蔵されている硯である。 *概要 本品のような素材と技巧を盛り込んでいる古硯は類例が少ない。稜線や脚の内縁にみえる白い部分は、象牙を薄く張り付けたものである。 本品は第一回で展示され、75年間で10回の展示がされている人気の宝物である。 *構成 硯本体の須恵器を六角形の六角形の青斑石の床石にはめ込み、[[紫檀]][[木画]]飾りの木製台に載せている。墨をする「陸」と墨汁を溜める「海」との間に三日月型の堤を設けている。 *材料 青斑石は、台座の色合いによ…

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紫檀木画槽琵琶

uetry Decoration)は[[正倉院]]に収蔵されている木画で装飾された四絃の琵琶である。 *概要 象牙や黄楊木、[[紫檀]]、錫を使用した[[木画]]で装飾し、捍撥に騎馬狩猟の人物を描いた革を貼る四弦四柱の[[琵琶]]である。主な木材は[[紫檀]]、絃門と海老尾は[[柘植]]木材である。第1号は「楓蘇芳染螺鈿槽琵琶 第1号」、第2号は「紫檀木画槽琵琶」、第3号は「木画紫檀琵琶」(「紫檀木画槽琵琶」)、第4号は「紫檀槽琵琶」の名称である。 *構成 捍撥には革を張り橙色の下地を施し、下段に投げ…

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粉地彩絵八角几

ide Mirror-case)は、[[正倉院]]に保存されている仏前に供物を献ずるための台机である。 *概要 几は物をのせるための台を意味する(献物台)。 天板は八角形に作り、刳り形のある床脚を立てて[[香狭間]]を透かす。天板表裏に緑青を塗るほかは、全体に暈繝彩色で華麗な花文を描く。 使用するときは天板に褥を敷き、その上に献物を乗せる。宝庫の几には献物の種類により、天板が方形、長方形、州浜、六陵、八花、長花などの形がある。材は檜の外、[[黒柿]]、桜、ツゲ、カヤなどが用いられる。 **第11号 第1…

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桐木琴残欠

Stringed Zither)は、[[正倉院]]に保存されている楽器の断片である。 *概要 用途不明の絃楽器である。琴に似ており、七弦をもつ。裏板の中央に「[[東大寺]]」の刻銘がある。 *構造 桐の一木から彫り出した槽の背面を内刳りし、裏板を付ける。槽頭部の端を花弁状に切り込み、短い臨岳痕には7個の通絃孔がある。裏板は檜製で、転手匣(南倉177七絃楽器残欠)が付く。中央に長方形の音孔をつけ、頭部には通弦孔をつける。 表面は頭部を花形につくる。和琴に似る短い臨岳痕がつく。楽器の名称や用途は未確定である…

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