縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

タグ検索で奈良時代287件見つかりました。

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短甲

冑である。[[古墳時代]]の中期から[[奈良時代]]にかけて桂甲が現れた。短甲よりも柔軟性がある。挂甲は短甲より丈が長く、部品の数も多い。古くは伽和羅(かわら)といわれ、[[日本書紀]]、[[古事記]]に記載される。胸腹部の前後を守るだけで挂甲に比べると短いので、短甲と称されたと思われる。 *形状 &ref(https://image02.seesaawiki.jp/a/o/ancienthistory-memo/zfiKaot2u_.jpg,200,200){{鋲留短甲}} 短甲は三角形、横長、縦長の薄…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c3%bb%b9%c3... - 2023年01月24日更新

森浩一

な資料である。『古事記』や『日本書紀』は奈良時代に編集しているから、比較すると、どこまで使えるか判断が難しい、意味が違う。 *三角縁神獣鏡 [[卑弥呼]]が魏の皇帝から下賜された鏡を「[[三角縁神獣鏡]]」とする説に疑義を投じ、大きな論争を巻き起こした。魏鏡には三角縁神獣鏡を構成するどの要素もない。縁の三角、神獣という模様、大型であること、その三要素は魏にない。呉にはバラバラにある。それを統合したという意味で、三角縁神獣鏡は日本製であることは間違いない(文献3)、と語る。 *経歴 -1928年7月17日、…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%bf%b9%b9%c0%b0... - 2023年01月19日更新

唐物

imported goods)は、[[奈良時代]]、[[平安時代]]から中世、近世における舶載品をいう。 *概要 「唐物」用語の初出は平安時代の808年(大同3年11月)であった(参考文献1)。すなわち[[大嘗会]]の楽では禁制のひとつとして唐物が挙げられている。『大嘗会の雑楽伎人等、専ら朝憲にそむき、唐物をもって飾となす」と書かれ、大嘗会で唐物で飾ることを禁じられていた。雑楽は「風俗楽(六位以下)」に該当するので、6位以下の身分のものはどこから唐物を入手したかが問題となりそうだ。8世紀の「新羅物」と…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c5%e2%ca%aa... - 2023年01月19日更新

貝環

''貝環''(ばいかん)は、[[ヤコウガイ]]の殻を、中央に円孔を設け、輪郭を円形や花形に切り抜き、磨いた飾り具である。 *概要 中央に孔が穿たれ、糸を通した形跡がある。詳しい用途は不明である。 [[正倉院]]には円形3枚、花形2枚が伝来する。中央の円形の孔は不揃いである。 花形の花弁は13枚と14枚とがある。 円形貝環には両側に3つの小孔が穿たれているが、配置は不揃いである。 貝殻の光沢部分と、非光沢部分とをまだらに仕上げる特徴から、国内産とみられている。 外縁や円孔の周辺がすり減つて降り、使用頻度は…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b3%ad%b4%c4... - 2023年01月16日更新

軒丸瓦

''軒丸瓦''(のきまるかわら)は、屋根瓦の一種で、主に軒先用に使用し、丸瓦の先端部に円板形の瓦頭部をつけた文様で飾った瓦である。 *概要 中国の戦国時代に半円形の瓦当のある軒丸瓦が出現した。中国の南北朝時代から蓮華文装飾が出現し、朝鮮半島に伝わる。日本の飛鳥時代に百済系,高句麗系の単弁蓮華文装飾が使われる。法隆寺式軒瓦は蓮の花を表現したもので、中央にめしべとおしべを表し、周囲に複弁と呼ばれる2枚1組の蓮華の花びら8弁を飾る。 *大通寺式軒丸瓦 日本で最初の本格的な仏教寺院である飛鳥寺の造営に際して,日…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b8%ae%b4%dd%b4... - 2023年01月15日更新

新羅琴

弦に琴柱を立てる。。[[正倉院]]に[[奈良時代]]の新羅琴の実物3面が残る。ほぼ完全な形は2つで、南倉に1個の残欠がある。朝鮮では伽耶琴と呼ばれる楽器である。『[[国家珍宝帳]]』によると、「金鏤新羅琴」が2面あったが、一時貸し出したあと、別の新羅琴、「金泥絵形(金泥絵木形)」と「金薄輪草形鳳形」の2面が代納されたという(823年・弘仁14年) *伽耶琴 大加耶末期の王の嘉実王(嘉悉王、嘉室王)のもとで楽師の于勒により開発・演奏され、後に伽耶国が新羅に統合されたことに伴い、于勒とその弟子たちによって改良…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%bf%b7%cd%e5%b6... - 2023年01月15日更新

万葉集

''万葉集''(まんようしゅう)は、7世紀から8世紀にかけて成立したとみられる現存するわが国最古の歌集である。 *概要 全20巻。約4500首の歌を収録する。 *構成 「雑歌」「相聞」「挽歌」に分類される。「雑歌」は行幸、遊宴、旅などさまざまな場面の歌が含まれる。「相聞」は主に男女の愛情を歌うが、親子・兄弟姉妹・友人など親密な間柄の唄もある。「挽歌」は人の死を悼む歌である。歌の作者は無名の民衆から大詩人・貴族・天皇に及ぶ。 *写本 「万葉集」の原本は発見されていない。20巻すべてが揃う最古の写本は、鎌倉…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%cb%fc%cd%d5%bd... - 2023年01月05日更新

日本書紀

''日本書紀''(にほんしょき)は日本で最初の勅撰国史(天皇の命で編修された国の歴史)である。 *概要 全30巻。神代紀から持統天皇の代までを漢文により編年体で記している。『続日本紀』養老4年(720)5月癸酉(21日)条に「先是、一品舎人親王奉勅修日本紀。至是功成奏上。紀卅巻、系図一巻」と書かれる。編纂総裁は天武天皇皇子の舎人親王である。帝紀、旧辞、その他諸家の家記、官の記録、個人の日記・手記、寺院の縁起類、朝鮮側史料、中国史書など多方面にわたる資料を参照している。異説を強いて統一せず、「一書」として…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c6%fc%cb%dc%bd... - 2023年01月05日更新

八角墳

''八角墳''(はちかくふん, octagonal burial mound)は平面が八角形の古墳である。 *概要 [[古墳時代]]の終末期(7世紀半ば)に登場した。八角墳は[[道教思想]]に基づいているというのが、通説である。占に八卦(はっけ)がある。八卦では、乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤の8つで、方位や自然、家族や、体の部位を当てはめて運勢や吉凶を占う。東西南北にその中間を足して、八方位となる。八極や、八柱という概念は八が全ての方向を示すという考え方は、古代から存在する。3種の神器は、八咫鏡、八十…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c8%ac%b3%d1%ca... - 2023年01月04日更新

町田章

''町田章''(まちだあきら、1939年2月5日 – 2011年7月31日)は日本の考古学者である。研究分野は考古学・東洋美術である。元独立行政法人文化財研究所理事長。元奈良国立文化財研究所所長。 *概要 1939年 香川県善通寺市に生まれる。立命館大学大学院在学中に白川静に師事して東洋史、東洋思想史を学んだ。中国古代墓葬の研究をおこなう。奈良国立文化財研究所の榧本亀治郎の指導のもと『楽浪漢墓』の報告書作成に関わったことから、榧本に推薦され1964年に奈良国立文化財研究所に入所する。 19…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c4%ae%c5%c4%be... - 2023年01月03日更新

海の道むなかた館

''海の道むなかた館''(うみのみちむなかたかん)は福岡県宗像市にある、世界遺産「沖ノ島」宗像と関連遺産群のガイダンス施設である。 *概要 平成22年(2010年)7月に宗像市郷土文化学習交流施設基本構想・基本計画を策定し、平成24年4月28日に開館した。館長は西谷正氏である。世界遺産解説コーナーと常設展示室がある。世界遺産解説コーナーでは世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群を解説する。展示構成は【ヒトの来た道】、【稲作が渡った道】、【最先端技術が渡った道】、【半島・大陸との交流の道】、【拡大す…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b3%a4%a4%ce%c6... - 2023年01月02日更新

瓔珞

''瓔珞''(ようらく)は仏具の一種で仏菩薩などの身を飾る珠玉や貴金属を編み、頭・首・胸にかける装身具である。 *概要 瓔珞は古代インドの王族が手首や頭部、腰などに身に着ける装身具であった。菩薩は、首や胸部の周囲に美しい瓔珞(王族のみに許された装身具)をつけた像で表される。 浄土では木の上から瓔珞が垂れ下がっているとされるため、日本の寺院で宝華形をつないで垂下させたものを寺堂内陣の装飾に用い、これも瓔珞という。 *語源 サンスクリット語の「真珠の首飾り」を意味する「ムクターハーラ」muktāh…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%e0%fd%e0%e4... - 2022年12月28日更新

蓬莱山

''蓬莱山''(ほうらいさん)は中国の伝説上の三神山のひとつである。 *概要 古代中国の神仙思想から古代日本で最も親しまれた仙山である。燕、斉の国の方士(神仙術を行う人)によって説かれた神仙境の一つである。三神山は蓬莱山、方丈山、瀛洲山の三山をいう。三神山に仙人が住み、不老不死の神薬があると信じられていた。日本でも蓬莱山は詩歌や絵画の題材となっている。 *山海経 中国最古の地理書『[[山海経]]』「海内北経」に、「蓬莱山は海中にあり、大人の市は海中にあり」と記されている。「市」とは蜃気楼のことであり。 …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%cb%a9%cd%e9%bb... - 2022年12月28日更新

じ音が出る。匏の前中央に吹口がつく。笙は奈良時代に唐から伝わり日本的に改変されている。[[唐楽]]、[[催馬楽]]、[[朗詠]]に用いられる。 *奏法 下方のリード近くに小さな指孔があり、開の状態では発音せず、これをふさぐと音が出る。指孔を5〜6つ同時に押さえて、和音を響かせる「合竹」という奏法が使われる。 朗詠や催馬楽などでは「一竹」という単音を奏でる奏法を用いる。 *正倉院 +[[笙 第1号]] +[[笙 第2号]] …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%e3%f9... - 2022年12月27日更新

鼈甲

''鼈甲''(べっこう, tortoiseshell)はタイマイの甲羅・縁甲(爪甲)・腹甲を加工して細工した素材・製品である。 *概要 タイマイは熱帯から亜熱帯の海域に住む海亀である。タイマイ背中の甲羅は必ず十三枚であり、黒色の部分とアメ色の部分が混在しており、アメ色の部分が多い方が珍重される。 タイマイの甲羅は薄いため、複数枚を重ね合わせて一定の厚みにして加工される。 …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%f3%e8%b9%c3... - 2022年12月19日更新

厨子

''厨子''(ずし, ancient Wooden storage)は大事なものを保管する収納具である。 *概要 仏像や[[仏舎利]]・経典・位牌などを収める。箱形で扉を備えた戸棚形式で内部に棚があるものと、 囲いや扉がなく棚板を重ねただけのものもある。また仏堂を模した厨子もある。 *正倉院 正倉院には箱型厨子がある。 +[[赤漆文欟木御厨子]] +[[黒柿両面厨子]] …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%bf%df%bb%d2... - 2022年12月19日更新

高田貫太

''高田貫太''(たかだかんた)は日本古代史、朝鮮半島古代史研究者。5〜6世紀の日本と朝鮮半島の歴史研究。文学博士(大韓民国慶北大学)。 *概要 -1975年生まれ -1997年、岡山大学文学部卒業 -1999年、岡山大学大学院文学研究科史学専攻修士課程修了 -2003年、大韓民国慶北大学校考古人類学科非常勤講師 -2004年、大韓民国慶北大学校大学院考古人類学科博士課程 -2004年、岡山大学埋蔵文化財センター助手 -2006年、奈良文化財研究所都城発掘調査部研究員 -2010年、大学共同利用機関法人…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b9%e2%c5%c4%b4... - 2022年12月18日更新

河上麻由子

''河上麻由子''(かわかみまゆこ)は大阪大学大学院人文学研究科准教授の古代史研究者。博士(文学)(九州大学)。専攻は日本古代史。 *概要 -1980年(昭和55年)、北海道生まれ。 -2002年 北海道大学文学部人文科学科卒業 -2008年 九州大学大学院人文科学府博士後期課程単位取得退学 -2014年 奈良女子大学文学部准教授 -2021年4月 - 大阪大学 文学部 准教授 -2022年8月 - 大阪大学 大学院人文学研究科 准教授 *受賞 -2019年11月 - 古代歴史文化賞 -2021年3…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b2%cf%be%e5%cb... - 2022年12月18日更新

綬帯

綬帯(じゅたい)は菩薩などが身に付ける帯状の装飾具である。 *概要 綬は組みひもを表す。仏像などが身に着ける装飾帯を綬帯という。身分の高い人物が礼服を着用するときに垂らした紐を綬といい、官位をその紐の色で区別して、官印や勲章・記章などを帯状に下げる。…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%bc%fa%c2%d3... - 2022年12月17日更新

含綬鳥

''含綬鳥''(がんじゅちょう,imputed bird)は装飾文様のひとつで、嘴で[[綬帯]][[瓔珞]]を咥える鳥の図柄である。 *概要 [[ササン朝ペルシャ]]由来で鳥は高貴な鳥を表すtため、権力の象徴でもある。おめでたいことの起こる前兆を告げる瑞鳥とも言われる。 *正倉院 -[[花鳥背八角鏡]] -[[漆金薄絵盤]] -[[緑牙撥鏤尺]] -[[金銅幡]] -[[白地花鳥文錦]] -[[白地花鳥浮文錦]] -[[黄楊木金銀絵箱]] -[[赤地錦垂飾]] -[[長斑錦断片]] …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b4%de%bc%fa%c4... - 2022年12月17日更新

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