縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

タグ検索で日本美術史108件見つかりました。

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青斑石鼈合子

''青斑石鼈合子''(せいはんせきのべつごうす、Turtle Shaped Covered Cintainer in Mottled Blue Stone)は[[正倉院]]に収蔵されている蓋付きの容器である。 *概要 スッポンはリアルであり、背に金銀で北斗七星を描いている。動物彫刻として優れている。青斑石(蛇紋岩)で製作されており、目に深紅色の琥珀を嵌める。甲羅の北斗七星文は銀象嵌である。星は丸く、輪郭線を堀り、内側に銀泥を塗り、星をつなぐ線は日本の浅い筋を刻み、その間に金粉または金泥を塗る。 *展示…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c0%c4%c8%c3%c0... - 2023年02月14日更新

蘇芳地金銀絵箱

''蘇芳地金銀絵箱''(すおうじきんぎんえのはこ)は、[[正倉院]]に保存されている木製の箱である。 *概要 印籠蓋造りの長方形の献物箱で、26号と27号は床脚が付いている。28号は床脚がない。他の類例から、28号も当初は床脚を備えていたものと思われる。箱本体は本体の桜材の外側に蘇芳を塗って紫檀に似せる。26号と27号は同じ作りであるが、縦横サイズが逆である・26号の畳摺の裏に「東小塔」の墨書銘がある。767年(神護景雲元年)創建の東大寺東小塔院の献納されたと分かる。 *文様 外側の表面に金銀泥で鳥や花…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c1%c9%cb%a7%c3... - 2023年02月11日更新

白石鎮子戌・亥

''白石鎮子 戌・亥''(はくせきのちんす いぬ い, Relief marble weight,with dog and Boar serpent in relief)は、[[正倉院]]に保存されている大理石のレリーフである。 *概要 十二支のうち戌・亥を組み合わせた図柄のリリーフである。正倉院に四神と十二支を大理石製の板1枚に2体ずつ浮き彫りにした品が8枚伝わる。すなわち白石鎮子は「子・丑」「寅・卯」「辰・巳」「午・未」「申・酉」「戌・亥」の6枚と、「玄武白虎」「青龍朱雀」の2枚からなり、合計8枚…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c7%f2%c0%d0%c4... - 2023年02月11日更新

斑犀如意

''斑犀如意''(はんさいのにょい)は[[正倉院]]に収蔵されている半透明の濃いあめ色の犀角を用いた[[如意]]である。 *概要 珠玉で飾られる犀角製で、柄頭にはラピスラズリを取り付ける。柄には「東大寺」の刻銘がある。元は東大寺の什物であった。柄の端は扇形に広がり、内側に曲り、先端に五個の爪(掌)を付ける。掌の内側に金線で六弁花文を表す。花弁に水晶、色ガラス、孔雀石、琥碧などをはめこむ。 *展示歴 +1963年 - 第16回 +1973年 - 第26回 +1984年 - 第36回 +2001年 - 第5…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c8%c3%ba%d4%c7... - 2023年02月08日更新

密陀彩絵箱

''密陀彩絵箱''(みつださいえのはこ、Box for Offerings)は[[正倉院]]に収蔵されている床脚付きの献物箱である。 *概要 木製黒漆塗で[[印籠蓋造]]りの献物箱である。蓋身の全面にわたって唐花文様をあらわす。、油をかけて仕上げる。花芯などの要所には金箔を用いる。また、金銅製の肘壺金具で蓋と身を繋ぎ、金銅製の鏁子(錠)が取り付く。床脚のない箱である。内張りは楮紙である。 木地組み立て後に両面に薄い下地を施し、黒漆を塗る。底裏を除く外側全面に赤、黄、紫、淡紫、淡緑、淡青によ…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%cc%a9%c2%cb%ba... - 2023年02月06日更新

花氈 第3

''花氈 第3号''(かせん、Felt Rug Fliral Design)は[[正倉院]]に収蔵されている羊毛製のフェルトの敷物である。 *概要 花氈31床の一つである。縮絨のときに、宝相華や花草や人物などの模様をはめ込んだものを花氈という。羊やヤギの毛を重ね合わせて圧力をかけ、繊維を絡み合わせてフェルト状にする。そこへ色染の毛をはめ込んで花氈とする。二種類の草花文を散らして地模様とし、中央に打毬に興じる童子(唐子)を表す。周囲に淡褐色の縁をつける。裏に「東大寺印」と推測される朱印がある。もともとは東…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b2%d6%dd%e1%20... - 2023年01月31日更新

螺鈿紫檀琵琶

‘'螺鈿紫檀琵琶''(らでんしたんのびわ,Biwa-Lute of Red Sandalwood with Raden)は[[正倉院]]に収蔵されている四弦の[[琵琶]]である。 *概要 [[国家珍宝帳]]に記載される楽器である。背面に[[螺鈿]]・[[玳瑁]]による装飾がある。[[螺鈿]]と[[玳瑁]]により、雲、鳥、迦陵頻伽を加えた[[宝相華]][[唐草文]]を表す。[[宝相華]]の蔓、花の一部、葉の一部に玳瑁を使用し、花、葉、迦陵頻伽、雲、鳥に[[螺鈿]]を用いる。[[螺鈿]]にはコウヤ貝を用いる…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%cd%e6%ee%ef%bb... - 2023年01月30日更新

墨画仏像

''墨画仏像''(すみえぶつぞう)は、[[正倉院]]に保存されている墨絵による仏画である。 「麻布菩薩」、「墨絵菩薩像」とも言われる。 *概要 雲に乗り菩薩の姿を麻布に墨1色で描いた白描の仏画である。2枚の麻布を上下に並べて縫い、正方形の画面を作り仏像を描く。麻布は2枚とも両耳を有し、1幅は約70cm。繊維を側面から見ると、直状の立体的で、節がみられる。繊維断面は多角形が多い。デンプンにより加工されている可能性がある。繊維側面および横断面の特徴から大麻と判定された。 やや斜めを向いて安座する菩薩の印相・姿…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%cb%cf%b2%e8%ca... - 2023年01月28日更新

八卦文

''八卦文''(はっけもん、はっかもん)は占いの算木を組み合わせた八つの形象を文様とした装飾である。 *概要 陰と陽の爻(こう)の組み合わせで得られる8種の形で占う。 *正倉院 +[[八角鏡 槃龍背 第16号]] +[[金銀山水八卦背八角鏡]] …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c8%ac%b7%b5%ca... - 2022年12月28日更新

鼈甲

''鼈甲''(べっこう, tortoiseshell)はタイマイの甲羅・縁甲(爪甲)・腹甲を加工して細工した素材・製品である。 *概要 タイマイは熱帯から亜熱帯の海域に住む海亀である。タイマイ背中の甲羅は必ず十三枚であり、黒色の部分とアメ色の部分が混在しており、アメ色の部分が多い方が珍重される。 タイマイの甲羅は薄いため、複数枚を重ね合わせて一定の厚みにして加工される。 …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%f3%e8%b9%c3... - 2022年12月19日更新

厨子

''厨子''(ずし, ancient Wooden storage)は大事なものを保管する収納具である。 *概要 仏像や[[仏舎利]]・経典・位牌などを収める。箱形で扉を備えた戸棚形式で内部に棚があるものと、 囲いや扉がなく棚板を重ねただけのものもある。また仏堂を模した厨子もある。 *正倉院 正倉院には箱型厨子がある。 +[[赤漆文欟木御厨子]] +[[黒柿両面厨子]] …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%bf%df%bb%d2... - 2022年12月19日更新

綬帯

綬帯(じゅたい)は菩薩などが身に付ける帯状の装飾具である。 *概要 綬は組みひもを表す。仏像などが身に着ける装飾帯を綬帯という。身分の高い人物が礼服を着用するときに垂らした紐を綬といい、官位をその紐の色で区別して、官印や勲章・記章などを帯状に下げる。…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%bc%fa%c2%d3... - 2022年12月17日更新

含綬鳥

''含綬鳥''(がんじゅちょう,imputed bird)は装飾文様のひとつで、嘴で[[綬帯]][[瓔珞]]を咥える鳥の図柄である。 *概要 [[ササン朝ペルシャ]]由来で鳥は高貴な鳥を表すtため、権力の象徴でもある。おめでたいことの起こる前兆を告げる瑞鳥とも言われる。 *正倉院 -[[花鳥背八角鏡]] -[[漆金薄絵盤]] -[[緑牙撥鏤尺]] -[[金銅幡]] -[[白地花鳥文錦]] -[[白地花鳥浮文錦]] -[[黄楊木金銀絵箱]] -[[赤地錦垂飾]] -[[長斑錦断片]] …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b4%de%bc%fa%c4... - 2022年12月17日更新

金銅幡

''金銅幡''(こんどうのばん, Ban-type Banners)は、菩薩の威徳を示すための仏具で、[[法会]]の際に掲げられる金銅製の旗である。 *概要 花唐草や亀甲などで透かし彫りした金銅板4枚を蝶番で縦に四枚連ねた幡である。切り透かして文様を表す。間に鈴や葉形の垂飾を付ける。 幡身は四つの坪に分けられる。各坪は1枚の銅板で鍍金を施す。第1坪は[[唐草文]]、第2坪は[[亀甲文]]に鈴をつける。第3坪は直線文に花卉、第4坪は球繋ぎの飾りと[[含綬鳥]](授帯を咥える鳥)の構成である。 *管理 -…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b6%e2%c6%bc%c8... - 2022年12月17日更新

花喰鳥

''花喰鳥''(はなくいどり,flower eating bird)は装飾文様の一つで、鳥が花の枝をくわえている図柄を表す。 *概要 [[ササン朝ペルシャ]]起源の文様とされる。 *正倉院 -[[羊木臈纈屏風]] -[[彫石横笛]] -[[紫檀木画挟軾]] -[[漆金薄絵盤]] -[[花氈]] -[[粉地彩絵長方几]] -[[紫羅金泥絵絎紐]] -[[間縫刺繍羅帯残欠]] -[[紺牙撥鏤碁子]] -[[紅牙撥鏤碁子]]…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b2%d6%b6%f4%c4... - 2022年12月17日更新

羊木臈纈屏風

‘'羊木臈纈屏風''(ひつじきろうけちのびょうぶ,Screen-Panel with a Wax-Resist Design if a Ram under a Tree)は[[正倉院]]に収蔵されているろうけつ染めの屛風である。 *概要 [[国家珍宝帳]]に記載された品である。画面の上端に[[花喰鳥]]、樹木と樹に登る二匹の猿を配する。 中央には巻き角を付けた羊と草。その下に山岳を配置する。山腹には後ろを振り返る一頭の鹿を表す。羊は[[ササン朝ペルシャ]]の羊文に通じるものの、山岳は中國の…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%cd%d3%cc%da%e7... - 2022年12月17日更新

金銅大合子

''金銅大合子''(こんどうのだいごうす, Globular Stupa-Shaped Bronze Container)は、相輪塔形の紐をもつ大型の[[合子]]である。 *概要 球形の胴部のほぼ中央で身と蓋に分かれる構造である。全体に轆轤引きで仕上げられている。鍍金は外面だけでなく、内面や底部まで施される。香を入れる道具としても使われたとみられる。蓋裏と高台内に「左十五」の刻銘がある。 *管理 -名称:金銅大合子 甲 -倉番:南倉 27 -用途:仏具 -技法:金工 -寸法:径17.5 高29.0 重5…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b6%e2%c6%bc%c2... - 2022年12月13日更新

黒柿把鞘金銀荘刀子

''黒柿把鞘金銀荘刀子''(くろがきのつかさやきんぎんかざりのとうす)は腰帯に提げる[[刀子]](小刀)である。 *概要 紙や[[木簡]]を切ったり、[[木簡]]などで書き損じた文字を削るための文房具である。腰帯から提げる装身具としても使われた。本品は装飾を抑えた簡素な刀子である。把と鞘は[[黒柿]]材で作られる。把口、鞘尻、帯執はすべて新補である。刀身には反りを付けない。鍛えは板目肌である。刀文は直刃で焼き、[[茎]]の先は剣先形である。 *管理 -名称:黒柿把鞘金銀荘刀子 第31号 -倉番:北倉 1…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b9%f5%b3%c1%c7... - 2022年12月13日更新

トルコ石

''トルコ石''(とるこいし, Turquoise)はグリーンまたは明るいブルーの不透明な鉱物である。 #ref(https://image01.seesaawiki.jp/a/o/ancienthistory-memo/ghkawxYWJ4.jpg,250,250,right){ トルコ石} *概要 古代から危険から体や心の健康を守ると信じられており、邪気や魔除けとして使われた。 化学的にはリン酸塩鉱物である。自然界においてはターコイズに含まれる銅の成分によってターコイズブルーが発色する。ターコイズブル…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%a5%c8%a5%eb%a5... - 2022年12月13日更新

唐花文

''唐花文''(からはなもん, Chinese flowers pattern)は、中国・唐時代に流行し、わが国でも奈良時代に流行した花形の模様である。 *概要 インドや[[ササン朝ペルシャ]]など西方の影響を受けて中国で成立した意匠である。実在の花をかたどったスタイルではない。特定の花ではなく、牡丹のような形の唐風の花などを、唐花という。複数の花のイメージを重ねてできた花の文様現である。現代でも帯や着物の文様によく使われる。 わが国では「唐花」と称した。 *参考文献 …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c5%e2%b2%d6%ca... - 2022年12月12日更新

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