縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

タグ検索で奈良時代287件見つかりました。

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金銀平脱皮箱

''金銀平脱皮箱''(きんぎんへいだつのかわばこ,Leathered Lacquer Box with Gold and Silver Decoration for Offerings)は[[正倉院]]に収蔵されている被蓋造の献物箱である。 *概要 上面の蓋に面取りのある被蓋造の漆皮箱である。黒漆に金銀で表される文様がちりばめられる。鈍い色に見える個所は銀製であり、当初は明るく輝いていたと見られる。 同サイズの金銀平脱皮箱「第4号」と「第5号」とがあり、一対で製作されたとみられる。 *構成 蓋の中央に…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b6%e2%b6%e4%ca... - 2022年11月17日更新

鳥獣花背円鏡

‘'鳥獣花背円鏡''(ちょうじゅうかはいのえんきょう)は[[正倉院]]に収蔵されている背面に獅子・鴛鴦・馬などの鳥獣文および葡萄唐草文を表す円鏡である。 *概要 鳥獣花背円鏡は第7号、第8号、第9号の3種類がある。「海獣葡萄鏡」と呼ばれている。 *構成 7号、8号とも7世紀後半に盛行したいわゆる海獣葡萄鏡である。鋳上りは極めて良好である。鏡面は平滑でわずかに反る。反面、鏡の背面は起伏に富む。 中央の紐はうずくまる獅子の形で、前足で牡鹿を押さえる。周囲に八組の獅子の親子が、葡萄唐草の輪の中で躍動する。親は…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c4%bb%bd%c3%b2... - 2022年11月16日更新

種々薬帳

''種々薬帳''(しゅじゅやくちょう)は、[[正倉院]]に保存されている756年(天平勝宝八年)六月二十一日、[[聖武天皇]]崩御の七七忌に[[光明皇太后]]が[[東大寺]]大仏に薬物60種を奉納した目録である。 *概要 約60種類の薬草名や使用法が記載される。病人に施されることを目的に東大寺に献上された。「種々薬帳」に記載される60種類のうち、38種類が正倉院に現存する。白麻紙3紙を継ぎ、文字の上に天皇御璽の印を押す。書風は『[[国家珍宝帳]]』に比べると、柔らかく優美とされている。穂先の弾力性が強く、…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%bc%ef%a1%b9%cc... - 2022年11月15日更新

臈蜜

''臈蜜''(ろうみつ)は、[[正倉院]]に保存されている蜜蜂の巣の蝋を丸餅状に固めたものである。 *概要 正倉院収蔵の薬を記録した「[[種々薬帳]]」に「臈蜜五百九十三斤四両 并帒/右納第十五 第十六樻」と書かれている。当初は約142キロ・グラムであった。現在でも三百十三斤十三両(85.5kg)が保管されている。 正倉院の臈蜜は円盤状で、中央に空けられた穴に紐が通される。20個をひとまとまり(一連)としてまとめ、厚さ1.5cmから3cm、直径は10cmから13cmである。 …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%e7%c5%cc%aa... - 2022年11月15日更新

全浅香

''全浅香''(ぜんせんこう,Incence Wood)は、[[正倉院]]に保存されている香木である。雅称は紅塵(こうじん)。 *概要 沈香系統の香木である。 [[国家珍宝帳]]に記されている「全浅香一村重大卅四斤」に当たる。光明皇后が東大寺大仏に献納した品と考えられる。現在の重量は16.65キログラムであり、献物の時より二割ほど減少していることになる。牙牌が付属しており、その銘文から753年(天平勝宝5年)3月29日の[[仁王会]]に用いたのち[[東大寺]]大仏に献納されたものと推定されている。[[国…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c1%b4%c0%f5%b9... - 2022年11月15日更新

奈良文化財研究所飛鳥資料館

''奈良文化財研究所飛鳥資料館''(こくりつれきしみんぞくはくぶつかん,Kokugakuin University Museum)は奈良県高市郡明日香村にある考古学の展示施設である。 #ref(https://image01.seesaawiki.jp/a/o/ancienthistory-memo/pi3WLJ435j.jpg,350,300) *概要 「飛鳥」の歴史と文化を紹介する資料館である。1975年(昭和50年) 3月16日に開設された。建物前の庭園には、亀石、須弥山石、猿石など様々な飛鳥の石造…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c6%e0%ce%c9%ca... - 2022年11月14日更新

漆背金銀平脱八角鏡

''漆背金銀平脱八角鏡''(しっぱいきんぎんへいだつのはっかくきょう)は、[[正倉院]]に保存されている青銅鋳造の鏡である。 *概要 [[国家珍宝帳]]に載せられる品である。聖武天皇遺愛の八角鏡である。 鏡背に黒漆を塗り、金・銀の薄板で花鳥文をあらわす。宝飾鏡である。宝飾鏡は鏡本体と鏡背を異なる素材を用いた鏡である。 [[平脱技法]]で作成された鏡である。平脱技法は、金あるいは銀の薄板を切って作った文様を鏡の背に配置しておき、漆で塗り固め、さらに文様部分を剥ぎ起こして、文様を完成させる技法である。本作は…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%bc%bf%c7%d8%b6... - 2022年11月13日更新

白石鎮子辰・巳

''白石鎮子 辰・巳''(はくせきのちんす たつ み, Relief marble weight,With dragon and serpent in relief)は、[[正倉院]]に保存されている大理石のレリーフである。 *概要 十二支のうち辰と巳を組み合わせた図柄のリリーフである。正倉院に四神と十二支を大理石製の板1枚に2体ずつ浮き彫りにした品が8枚伝わる。すなわち白石鎮子は「子・丑」「寅・卯」「辰・巳」「午・未」「申・酉」「戌・亥」の6枚と、「玄武白虎」「青龍朱雀」の2枚からなり、合計8枚である…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c7%f2%c0%d0%c4... - 2022年11月12日更新

白石鎮子寅・卯

''白石鎮子 寅・卯''(はくせきのちんす とら う, Relief marble weight. With tiger and rabbit in relief.)は、[[正倉院]]に保存されている大理石のレリーフである。 *概要 十二支のうち寅と卯を組み合わせた図柄のリリーフである。正倉院に四神と十二支を大理石製の板1枚に2体ずつ浮き彫りにした品が8枚伝わる。すなわち白石鎮子は「子・丑」「寅・卯」「辰・巳」「午・未」「申・酉」「戌・亥」の6枚と、「玄武白虎」「青龍朱雀」の2枚からなり、合計8枚である…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c7%f2%c0%d0%c4... - 2022年11月12日更新

国立歴史民俗博物館

''国立歴史民俗博物館''(こくりつれきしみんぞくはくぶつかん,National Museum of Japanese History)は千葉県佐倉市にある歴史学・考古学・民俗学の調査研究と資料公開展示を行う博物館である。1983年(昭和58年)に開館した。 *概要 展示総件数は約9000件、収蔵資料件数は約220,000件。常設展示は日本列島に人類が暮らし始めた数万年前の日本の歴史と文化から、1970年代までが展示される。 建設地は江戸時代に佐倉藩の藩庁が置かれており、明治時代には陸軍佐倉連隊の施設が…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b9%f1%ce%a9%ce... - 2022年11月08日更新

沈香

''沈香''(じんこう)は、薫香を発する木材である。 *概要 原木には香気がない。高さ3mから10mの、ジンチョウゲ科ジンコウ属の樹皮が傷つくと、それを修復するために植物自身が樹液を出す。樹液が固まって樹脂となるが土中に埋没した倒木、真菌類が作用して、長い年月の間に薫香を発する樹脂が生成し、特有の香りを放つようになったものを沈香という。主にベトナム、カンボジア、インドネシアで産する。 大人の木になるまでに約20年を要し、沈香ができるまでに50年、高品質の沈香になるには100年から150年かかると言われる…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c4%c0%b9%e1... - 2022年09月04日更新

金銀荘横刀

反りがない直刀である。その形式から見て、奈良時代の太刀と考えられる。 *管理 **名称:金銀荘横刀 第4号 -倉番:中倉 8 -用途: 武器・武具 -技法:漆工 -寸法:全長54.4 把長14.8 鞘長39.0 身長34.6 茎長12.8 -材質・技法 :把は沈香 鞘は木製黒漆塗 金銀平脱 金具は銀台鍍金・金銅 刀身は鎬造 *出展歴 -名称:金銀荘横刀 第4号 +1940年 - 帝室博物館、皇紀2600年記念正倉院御物特別展 +1957年 - 第11回 +1959年 - 正倉院宝物展([[東京国立博物館]…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b6%e2%b6%e4%c1... - 2022年09月04日更新

黄熟香

''黄熟香''(おうじゅくこう)は[[正倉院]]に収蔵されている巨大な香木である。通称は、[[蘭奢待]]である。…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b2%ab%bd%cf%b9... - 2022年09月03日更新

象牙

''象牙''(ぞうげ,Ivory)は象の口から出ている牙である。 *概要 哺乳類の犬歯が発達したものであるが、象の牙は門歯が発達したものである。内部は白またはクリーム色であり材質が美しく加工が容易であるため、古来から世界中で珍重されてきた。 *取引禁止 1989年の絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)によって、現在では生きたゾウから牙をとることは法律で制限されている、日本国内では象牙・象牙製品の商業取引は原則禁止されている。 …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%be%dd%b2%e7... - 2022年09月03日更新

八角高麗錦箱

''八角高麗錦箱''(はっかくこまにしきのはこ)は、[[正倉院]]に保存されている[[金銀山水八卦背八角鏡]]第1号を納めた八稜形の箱。 *概要 文丈(1つの文様の経糸方向の長さ)は4.8cm、窠間幅(完全な文様の緯糸方向の長さ)は22.2cm。鏡箱の裏に和紙で裏打ちしてから高麗錦を貼る。表面がほぼすり減っており、紫糸はほとんど失われている。箱は檜の一枚板をくりぬいて作る。高麗錦はもとは高麗からの渡来品の錦で、高句麗様式の高級な錦をいう。後に国産化される。身の中央に小孔を開け、鏡を押し出し…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c8%ac%b3%d1%b9... - 2022年09月01日更新

彫石横笛

''彫石横笛''(ちょうせきのおうてき)は、[[正倉院]]に保存されている蛇紋岩製の横笛である。 *概要 [[国家珍宝帳]]に記載されている楽器である。[[横笛]]はインドに起源があり、漢代に中国に伝わったとされる。基本は竹製であるが、本品は[[蛇紋岩]]を用い、節から生えた小枝など、竹の姿を表す。竹笛を模している。全面に花喰鳥、雲、飛雲などの文様を表し、吹口と七個の指孔をあける。黒班のある灰緑色の石材が使用される。X線回析により蛇紋岩と確認された。 頭と本体は一体ではなく、別々の蛇紋岩を使用し、接着剤…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c4%a6%c0%d0%b2... - 2022年08月26日更新

古代の鶏

''古代の鶏''(こだいのにわとり)は、古代のニワトリの由来をいう。 *概要 鶏は縄文時代には日本におらず、弥生時代になって中国大陸から伝わった。弥生時代の長崎県壱岐市の[[カラカミ遺跡]]と[[原の辻遺跡]]からニワトリの骨が出土している。 東南アジアのセキショクヤケイを家畜化したものとされる。セキショクヤケイはキジ目キジ科に分類される鳥類である。優れた飛翔能力をもつ。雑食性であり、地上や樹上で果実、種子、根、昆虫などを食べる。繁殖は年一回、一夫多妻で、地上の枯葉や草で営巣する。体重は成鳥で1kg弱程…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b8%c5%c2%e5%a4... - 2022年07月03日更新

吉備地方

''吉備地方''(きびちほう)は現在の岡山県全域に加え、広島県東部、香川県島嶼部、兵庫県西部を含む広い範囲をいう。 *概要 吉備地方では吉備地方は稲作に適する温暖な気候と広大な沖積層があり、弥生時代には稲作が伝わり、弥生時代後期には稲の生産や祭りの指導、戦乱の指揮などから地域リーダーが ますます力をつけるようになった。古墳時代の初期になると大型古墳が作られ、5世紀には[[造山古墳]]、[[作山古墳]]など畿内の古墳と並ぶ規模の大型古墳が作られた。689年の飛鳥浄御原令では、吉備は備前国、備中国、備後国の…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b5%c8%c8%f7%c3... - 2022年07月03日更新

白牙尺

''白牙尺''(はくげのしゃく、びゃくげのしゃく)は、[[正倉院]]に保存されている象牙製の物指である。 *概要 [[国家珍宝帳]]に「白牙尺二枚」と記載があり、二枚とも現存する。二枚とも同じ寸法である。当時の1尺は29.7cmとなる。目盛りの刻線の彫り方は『特別展 正倉院宝物』に出た方が細かく刻まれる。 *[[正倉院]] の「ものさし」 正倉院に現存する「ものさし」は紅牙撥鏤尺が6枚、緑牙撥鏤尺が2枚、斑犀尺1枚、木尺1枚、未造了尺が2枚、白牙尺が2枚の合計14枚である。 *文化財の盗人 明治8年の奈…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c7%f2%b2%e7%bc... - 2022年06月11日更新

通天牙笏

''通天牙笏''(つうてんげしゃく)は、[[正倉院]]に保存されている象牙製の笏である。 *概要 笏は、官人が公式行事などで手に持つ薄い板である。材料は象牙のほかに櫟(いちい)、桜などの木が使われた。牙笏は象牙製の笏である。通天は下から上まで左右対称に羽毛状の象牙の筋目通っていることからきているとされる。[[赤漆文欟木御厨子]]に納められていた。  牙笏と呼ばれるものは、日本に六枚だけと言われる。正倉院に二枚、河内道明寺天満宮に伝わる菅原道真の遺品の一枚(象牙製)、鯨の骨製の牙笏は正倉院に一枚、法隆寺か…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c4%cc%c5%b7%b2... - 2022年06月10日更新

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