縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

タグ検索で古墳213件見つかりました。

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稲荷山古墳

''稲荷山古墳''(いなりやまこふん)は埼玉県行田市にある[[前方後円墳]]である。 *概要 埼玉古墳群の中で最初に出現した古墳である。5世紀後半から6世紀の築造とされる。周濠は長方形で二重となる。名称は後円部に稲荷社があったことに由来する。稲荷山古墳は昭和初期まで個人の所有地であった。墳丘、中堤のそれぞれ西側に、造出しという張り出し部が設けらている。 *遺物 前方部は破壊されたが、1978年に残された後円部から文字の刻まれた鉄剣(現在は国宝)が出土した。 *稲荷山古墳金錯銘鉄剣 現存する最古の日本語文…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b0%f0%b2%d9%bb... - 2022年07月03日更新

囲形埴輪

土製品を配置する。 *用途 兵庫県行者塚古墳、三重県宝塚1号墳、大阪府[[心合寺山古墳]]などから古墳に配置 された状 態で見つかっており、中に木槽樋 型 土製品、井筒型土製品と家形埴輪が置かれていたことが判明している。木槽樋型土製品は奈良県南郷[[大東遺跡]]、[[纒向遺跡]]、滋賀県[[服部遺跡]]などか ら検 出 されてい る木槽 樋遺構を模したものとみなされため、浄水施設を覆った上屋の家形埴輪 を囲んだものと推測できる。 三重県石山古墳では首長が天上で食糧が尽きないように設置した倉庫群を守るための…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b0%cf%b7%c1%be... - 2022年07月02日更新

備前車塚古墳

''備前車塚古墳''(くろひめやまこふん)は岡山県岡山市にある[[古墳時代]]初期の[[前方後円墳]]である。 *概要 尾根の頂端にあり、前方部を北西に向ける。二段築成、前方部前面の開きが顕著であり、三味線バチ形に開く古い形式である。 主軸長48.3m、後方部長24.5m、短辺23m、後方部高3 m、前方部長21.8m *調査 1956年後方部から[[竪穴式石室]]が発見され、内部から鏡13面、鉄刀1、剣1、鉾1、鉄鏃7、斧1、短冊形鉄斧1が検出された。 1967年、1968年の二度に渡り、鎌木義昌、…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c8%f7%c1%b0%bc... - 2022年06月30日更新

黒姫山古墳

''黒姫山古墳''(くろひめやまこふん)は大阪府堺市にある[[5世紀]]中葉の[[前方後円墳]]である。鉄製甲冑類の出土量として日本最多である。 *概要 [[百舌鳥古墳群]]と[[古市古墳群]]の中間にある全長114mの前方後円墳である。平地に立地し、前方部は西向きである。墳丘のまわりに幅15メートル前後の周濠がある。中世には、墳丘に大規模な盛り土がされていた。 *調査 昭和22年に調査され墳丘に二重に[[円筒埴輪]]列が検出された。 *遺構 後円部の埋葬施設は盗掘により破壊されていた。 前方部に墳丘主…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b9%f5%c9%b1%bb... - 2022年06月28日更新

四隅突出型墳丘墓

山県までの地域に分布する弥生時代末期から古墳時代初期に現れる墓制である。丘陵尾根上、台地縁辺部に立地し、地山を削り出して、一部に盛り土を形成する。対角線の延長上に突出部をもつ。1辺20m前後である。裾に石列や石垣状の施設を巡らしたり、斜面に平石を貼ったりし、単独葬または複数の人物を木棺土壙墓や箱型石棺に埋葬する。 *事例 -西谷墳墓群 -杉谷4号墳 富山県。一辺約25、四隅が突き出した形で、周囲に溝がめぐる。 *参考文献 +大塚初重(1996)『古墳事典』東京堂出版 …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%bb%cd%b6%f9%c6... - 2022年06月28日更新

特殊壺

考えられる。 吉備地方以外では広島県矢谷古墳、などで出土するが、首長墓(墳丘墓)のみで出土する。 壺形埴輪の元型という説がある。 *参考文献 +大塚初重(1996)『古墳事典』東京堂出版 + …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c6%c3%bc%ec%d4... - 2022年06月28日更新

西殿塚古墳

''西殿塚古墳''(にしとのづかこふん, Nishitonotsuka-kofun Tumulus)は[[奈良県]][[天理市]]にある前方後円墳である。 *概要 天理市の南の大和古墳群では最大規模の古墳である。「大王墓クラス」とみられている。東側に東殿塚古墳が隣接する。農地解放などで後円部などは畑や果樹園となった。 日本考古学協会の森岡秀人理事は「箸墓古墳と比べると、斜面が崩れにくい構造になっており、より完成度が高い」としている(参考文献1)。 墳丘は整然とした東側は三段築成、西側は四段築成。前方部と…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c0%be%c5%c2%c4... - 2022年06月26日更新

古代の動物

弥生遺跡では豚が多量に食べられた。 **古墳時代 -古墳時代には家畜の牛や馬が出土するようになる。運搬用の家畜、農耕用の家畜、軍事用の家畜として利用された。死んだ家畜が食べられることもあった。犬は弥生時代以降、継続して食べられていた。 *古代の動物各論 -[[古代の猫]] -[[古代の鼠]] -[[古代の鶏]] -[[古代の牛]] -[[古代の鹿]] -[[古代の豚]] *参考文献 +森浩一(1992)『人と動物の物語1 日本古代の牛をめぐつて』同志社時報,pp.148-150 +西本豊弘(2010)『…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b8%c5%c2%e5%a4... - 2022年05月19日更新

岩戸山古墳

''岩戸山古墳''(いわとやまこふん)は福岡県八女市にある北部九州最大の[[前方後円墳]]である。 *概要 福岡県の南内陸部の八女丘陵上に展開する八女古墳群のひとつ。古墳は東西を主軸とし、後円部は東に向けられる2段造成である。被葬者は「磐井」といわれ、日本書紀の中で「ヤマト政権に対する反乱」とされている筑紫地方の豪族である。八女丘陵上の古墳群は磐井一族とその構成員層のものと考えられている。 *調査 - 1808年(文化5年) 江戸後期に後円部墳頂部から二体の石製品が出土した記録がある。 -1924年(大…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b4%e4%b8%cd%bb... - 2022年05月15日更新

古代の製鉄

小丸遺跡|1240± 170|弥生時代・古墳時代|AMS法|株式会社地球科学研究所| |小丸遺跡|1710± 170|弥生時代・古墳時代|AMS法|株式会社地球科学研究所| |小丸遺跡|1640± 150|弥生時代・古墳時代|AMS法|株式会社地球科学研究所| |小丸遺跡|1230± 220|弥生時代・古墳時代|AMS法|株式会社地球科学研究所| |小丸遺跡|-30± 160|弥生時代・古墳時代|AMS法|株式会社地球科学研究所| **古墳時代 (未完) *参考文献 +松井和幸(2022)『鉄の日本史…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b8%c5%c2%e5%a4... - 2022年05月08日更新

銅剣

*参考文献 +大塚初重(2019)『巨大古墳の歩き方』宝島社 +大塚初重(1996)『古墳事典』東京堂出版 …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c6%bc%b7%f5... - 2022年05月08日更新

野毛大塚古墳

''野毛大塚古墳''(のげおおつかこふん)は東京都世田谷区に所在する古墳時代中期の[[帆立貝形古墳]]である。 *概要 多摩川の世田谷区東南部から大田区北西部を流れる流域の左岸の洪積世台地は「荏原台」と呼ばれ、4世紀代から7世紀にかけて多くの古墳が作られた。「野毛古墳群」、「田園調布古墳群」があるが、'野毛大塚古墳は野毛古墳群の一つである。 *時代別の古墳状況 「野毛古墳群」、「田園調布古墳群」の時代別の特徴を述べる。4世紀代には田園調布古墳群が首長権を握っていたが、5世紀代には野毛古墳群を作った人物が…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%cc%ee%cc%d3%c2... - 2022年05月08日更新

行燈山古墳

''行燈山古墳''(あんどんやまこふん)は奈良県天理市にある[[前方後円墳]]である。 *概要 『古事記』には「御陵在山辺道勾之岡上也」(御陵は山辺道の勾之岡の上に在り)と記載され、『日本書紀』では「山辺道上陵」と記載される。 崇神大王の陵墓「山辺道勾岡上陵(やまのべのみちのまがりのおかのうえのみささぎ)」として陵墓に指定されており、宮内庁が管理している。3基の陪塚を伴う。築造年代は4世紀後半(古墳時代前期後半)の早い時期と推測されている。 *調査 墳丘全長242mの3段築成の古墳である。後円部の周濠の…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b9%d4%c5%f5%bb... - 2022年05月08日更新

内行花文鏡

した模倣鏡とがある。 *出土例 -天神山古墳 --奈良県天理市柳本町[[天神山古墳]]から出土。銅鏡は、後円部中央の竪穴式石室の中の木櫃の内外から発見された。奈良国立博物館蔵。重要文化財。 -宇津木古墳 --豊田市花本町宇津木29番地にあった[[宇津木古墳]]から出土した。全体の約半分が破砕しているが、四葉座を巡る素円圏があり、外側に内行花文帯、重線文帯、斜行櫛歯文帯、素円縁帯が巡る。豊田市郷土資料館。 -甲斐銚子塚古墳 --甲府市下曽根の[[甲斐銚子塚古墳]]から出土した。古墳時代・4世紀〔中国製・1世…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c6%e2%b9%d4%b2... - 2022年05月08日更新

造山古墳

''造山古墳''(つくりやまこふん)は[[岡山県]] 岡山市にある全国第4位の規模となる[[前方後円墳]]である。「造山古墳(ぞうざんこふん)」とも呼ばれる。 *概要 独立丘陵を加工して築造したと推定されている。墳丘は3段築成である。平面積約7.8ha。水を湛える周濠は無かったと判断される。吉備地方においてそれ以前のものとは規模と形態が大きく異なる。古墳の築造時には最大規模であったと考えられている。通説では大和(中央)政権に対抗した吉備地域地方政権の大首長とされているが、大和政権と対抗していたとの説もあ…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c2%a4%bb%b3%b8... - 2022年05月08日更新

動物埴輪

。 *出土例 -馬 大阪府堺市の[[大山古墳]]出土(古墳時代・5世紀)で馬の埴輪の出土例がある([[宮内庁]]蔵)。「飾り馬」は広島県[[緑岩古墳]](6世紀) 馬の埴輪の出土例がある([[奈良県立橿原考古学研究所]]蔵)。 -猪 奈良県[[荒蒔遺跡]](6世紀中頃)で猪の埴輪の出土例がある。群馬県伊勢崎市境上武士で猪の埴輪の出土例がある(重要文化財、東京国立博物館蔵)。伝千葉県我孫子市出(古墳時代・6世紀)で「矢負いの猪」の埴輪の出土例がある(東京国立博物館蔵)。 -牛 1897年(明治30年)に[[…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c6%b0%ca%aa%be... - 2022年05月05日更新

東大寺山古墳

''東大寺山古墳''(とうだいじやまこふん)は天理市櫟本町に所在する全長約140メートルの前方後円墳である。築造時期は4世紀後半である。 *概要 奈良盆地東縁の沖積地で70mの低丘陵の尾根上に位置する。かつては東大寺領であった名残から東大寺山と呼ばれる。1961年(昭和36年)1966年(昭和41年)に天理大学付属天理参考館による発掘調査がされ、後円部から葺石と円筒埴輪列のほか、靫形・甲冑形埴輪が検出された。2010年に精緻な実測図を掲載した調査報告書が刊行された(参考文献1)。 *造成時期 古墳は4世…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c5%ec%c2%e7%bb... - 2022年05月05日更新

壱岐市立一支国博物館

弥生時代〕 【国指定重要文化財】 -双六古墳出土品(古墳時代) -金銅製単鳳[[環頭大刀]]柄頭〔たんほうかんとうたちつかがしら〕【国指定重要文化財】〔古墳時代〕 -鉄鎚(かなづち)〔弥生時代〕 【国指定重要文化財】 -銅鏃(どうぞく) 【日本最多】〔弥生時代〕 【国指定重要文化財】 -ト骨(ぼっこつ)〔弥生時代〕 【国指定重要文化財】 -人面石(じんめんせき) 【日本唯一】〔弥生時代〕 【国指定重要文化財】 -捕鯨線刻土器〔壺〕(ほげいせんこくどき〔つぼ〕)〔弥生時代〕 【国指定重要文化財】 -竜線刻土…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b0%ed%b4%f4%bb... - 2022年05月05日更新

大山古墳

''大山古墳''(だいせんこふん, Daisen Ancient Tomb)は[[大阪府]]堺市堺区にある[[前方後円墳]]である。 *概要 日本最大の[[古墳]]であり、世界3大墳墓と言われる。墳丘の全長約486m、後円部径約249m、高さ約35.8m、前方部幅約307m、高さ約33.9mの規模で3段築成されている。 後円部の真ん中の最高部に大きな石があったことが240年前の江戸時代の記録に残る。[[埴輪]]焼成は窄窯焼成であった。梅原末治博士の試算では、埴輪の総数は2万本を超すとされる。 *調査 *…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c2%e7%bb%b3%b8... - 2022年05月05日更新

五条野丸山古墳

''五条野丸山古墳''(ごじょうのまるやまこふん)は[[奈良県]][[橿原市]]に所在する[[古墳時代]]後期の[[前方後円墳]]である。別称「丸山古墳」、通称は「見瀬丸山古墳」。 *概要 奈良県で最大の前方後円墳で、全国で第6位の規模の巨大古墳である。6世紀後半に築造されたと考えられている。350年続いた前方後円墳時代から、横穴式石室古墳への過渡期となる重要な古墳である。前方部は平坦であるが、後円部は10m高い。墳丘部および周辺部の発掘調査はなされていない。埴輪、葺石は見られない。 100トンを超える…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b8%de%be%f2%cc... - 2022年05月04日更新

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