縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

タグ検索で正倉院215件見つかりました。

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新羅楽

''新羅楽''(しらぎがく)は飛鳥時代から奈良時代にかけて新羅から日本に伝来した楽舞である。 *概要 楽器は[[新羅琴]]・[[笛]]などを用いた。 日本書紀に、460年頃、允恭天皇の葬儀に新羅の音楽家が種々の楽器をもって多数参列し,泣きながら歌舞を奏したという記録がある。平安初期ごろまで、雅楽寮に伝えられていたが、高麗楽に編入統合された。…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%bf%b7%cd%e5%b3... - 2022年05月15日更新

鳥獣花背八角鏡

ょうじゅうかはいのはっかくきょう)は[[正倉院]]に保存されている八角形の銅鏡のひとつである。 *概要 背面に鳥獣花文を鋳出した鏡である。内区と外区とに分かれる。内区は紐をはさんで綬を咥えた二匹の鳳凰、山岳、花を表す。外区は花に集う鴨、インコ、獅子、鹿を表す。南倉(12号)にも鳥獣花背八角鏡がある。 付箋紙片に「八角鏡一面重大冊八斤八両径二尺一寸七分鳥獣花背、緋絁帯八角榲柙盛」の墨書。 鏡面は平面。鏡背は緑色や褐色に錆びる。錆が取れた部分は白みを帯びた金属色。鏡背は半径をほぼ…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c4%bb%bd%c3%b2... - 2022年05月13日更新

赤銅合子

oda-Shaped Knob)は、[[正倉院]]に保存されている合子である。 *概要 合子はふた付きの小さい容器を意味する。第一号は宝瓶形の鈕をつける。古様の卵形の形状である。鈕は金銅製、他はほぼ純銅で赤褐色を呈し、今日でいう赤銅とは異なる。鍛造のあと轆轤挽きで仕上げる。第三号は七重の相輪形の鈕をつけて塔形とする。胴部は横に膨らんだ球形とする。台脚は末広がりである。座金の一部には銀を用い、つまみの部分に黄銅を用いるが。他はほぼ純銅である。鈕と蓋、身と台脚は座金と鋲を駆使して接合する。香を入れる容器とし…

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白虎

''白虎''(びやっこ, White tiger)は、中国古代の四神のひとつで、太陽が沈む西を守護する。四神は東西南北の四方を4匹の動物が守護すると考えられている。 *概要 四神の一つで西方を守護する霊獣/神獣である。四象と四神・四獣は同義である。中国では虎は百獣の王とされ、500年生きると白虎になるとされる。 *四神 -東 青竜 -南 朱鳥(朱雀(すざく)) -西 白虎 -北 玄武(亀と蛇(へび)の合体) *参考文献 …

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玄武

''玄武''(げんぶ, Genbu)は、中国古代の想像上の動物で東西南北の四方を4匹の動物が守護すると考えられている。 *概要 四神の一つで霊獣である。四象と四神・四獣は同義である。 *四神 -東 青竜 -南 朱鳥(朱雀(すざく)) -西 白虎 -北 玄武(亀と蛇(へび)の合体) *参考文献 …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b8%bc%c9%f0... - 2022年05月12日更新

金銀花盤

Gilded Repousse)は、[[正倉院]]に保存されている銀製の盤である。 *概要 六花形の脚付きの大型の銀製の盤である。盤は上面が平たい器である。盆形の中央に花鹿、周囲に花葉文を蹴り彫りで刻み、裏から打ち出して肉付けをする。 文様部には金鍍金が施されている。[[正倉院]]の銀盤の中で、最も大きく華麗である。 花のような角を持つシカの文様を中央に置き、周縁には[[唐花文]]を打ち出す。皿の周囲に水晶玉などを飾る。 裏面に2種類の銘が刻まれる。一つは製作地の中国、一つは日本で刻まれた。 銘文と文様…

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新羅琴金薄輪草形鳳形

tinged Biwa-lute)は[[正倉院]]に収蔵されている四絃の琵琶である。 *概要 [[国家珍宝帳]]に記載された品である。桐材をくり抜いた槽に12本の弦を張ったもので、朝鮮では伽耶琴と呼ばれる。もとは「金鏤新羅琴」が2面あったが、貸し出した際に、別の新羅琴、「金泥絵形」と「金薄輪草形鳳形」の2面が代納された。 楽器本体を首や肩に掛けて演奏するストラップがついている。 『三国史記』楽志に『新羅古記』を引用して、「伽耶国の嘉実王が唐土(中国)の楽器を見てこれを作らせ、楽師于勒に命じて12曲を作ら…

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花虫背八角鏡

'(かちゅうはいのはっかくきょう)は[[正倉院]]に保存されている銅鏡のひとつである。 *概要 中央に紐をもち、内区と外区とに分ける。全56面ある鏡の中で最も小型である。花・蝶・仙人文様の鏡である。 花虫背八角鏡には第33号、第34号、第35号、第36号、第38号がある。 第34号は鶴・一角獣・獅子に騎乗する4仙人を旋回させる構図で、唐鏡の踏み返しであろう。同笵鏡が正倉院南倉35号八角鏡、南倉36号八角鏡である。この文様形式はほかに日本では例がない。 *展示歴 **第34号 +1979年 - 第32回 …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b2%d6%c3%ee%c7... - 2022年05月10日更新

槃龍背八角鏡

rt Wind Dragons)は、[[正倉院]]に保管されている[[奈良時代]]の八角鏡である。 *概要 「[[国家珍宝帳]]」に「八角鏡一面 重大六斤一分径一尺七分 槃龍背」(国家珍宝帳)と記載されている[[聖武天皇]]遺愛の品である。鋳造により文様を表した白銅製の鏡である。 *構成 鏡背文様の中央には蓮葉文を置き、蓮葉に乗る荷葉座付亀形鈕を中心に乗せる。亀を挟んで空間全体に湧き上がる雲を伴って絡み合う双龍が配置される。外周の地には裾野に遊ぶ鴛鴦(えんおう、オシドリ)を配した山岳があり、天には遠山…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%dc%d1%ce%b6%c7... - 2022年05月07日更新

伎楽面 木彫第3号

gaku Performance)は[[正倉院]]に収蔵されている[[伎楽面]]である。 *概要 正倉院の14種23面の伎楽面のうち「酔胡従」である。酒に酔った胡人の王「酔胡王」とこれに仕える従者「酔胡従」が酒に酔うという演目で用いられた。伎楽面中に酔胡従は正倉院に8面がある。劇中では最後に登場し、6人から8人の従者がが酔胡王とともに酒宴を繰り広げる展開である。展示歴は少ない。 *構成 耳が長く鼻は天狗のように長く、顔には深い皺が刻まれる。仮面の大きさには迫力がある。本面は目つきが鋭い。 「酔胡従」には…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b4%ec%b3%da%cc... - 2022年05月07日更新

伎楽面 木彫第57号

gaku Performance)は[[正倉院]]に収蔵されている[[伎楽面]]である。 *概要 正倉院の14種23面の伎楽面のうち「酔胡従」である。酒に酔った胡人の王である「酔胡王」とこれに仕える従者「酔胡従」が酒に酔うという演目で用いられた。伎楽面中に酔胡従は正倉院に46面がある。 劇中では最後に登場し、6人から8人の従者が酔胡王とともに酒宴を繰り広げる展開である。展示歴は少ない。延均師の作で、752年(天平勝宝4年)4月9日の大仏開眼会で、4部構成の伎楽の「後二」というグループで用いられた。 *構…

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金銀鈿荘唐大刀

Makie-Decoration)は[[正倉院]]に収蔵されている金銀珠玉荘の[[太刀]]である。 *概要 装飾の華麗な太刀である。[[国家珍宝帳]]に記載される。国家珍宝帳に大刀100口が記載されているが、現存するのは本品のほか杖刀2口把だけである。「唐大刀」は唐風の大刀の意味である。 本品は木心に鮫皮を乗せ、把頭には唐草文の透彫金具をはめる。鞘は木製で動物皮を張り、[[黒漆]]を塗布する。鳥獣・飛雲を「末金鏤」(まつきんる)と呼ばれる研ぎ出し蒔絵技法により表す。帯執などの金具に唐唐草文透彫金具を用い…

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烏犀把漆鞘樺纒黄金珠玉荘刀子

おうごんしゅぎょくかざりのとうす)は[[正倉院]]にある[[奈良時代]]の小刀である。 *概要 携帯用の小刀である。紙を切り、木を削る実用的な文房具として使われた。また腰から下げて身を飾る佩飾品として使用した。服飾品の一部として帯に付けるのは、唐朝の服制を受け入れたものである。黒い犀の角で把を作り、把頭、把口は金製である。鞘は樺で包み、碧色のガラス玉と水晶をはめる。 *展示歴 +1960年 - 第13回 +1977年 - 第30回 +1999年 – 第51回 +2020年 – 第…

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漆皮箱

ide Mirror-case)は、[[正倉院]]に保存されている円形または八角形の箱である。 *概要 漆皮箱には第六号、第七号、第八号、第十三号、第十四号、第十五号がある。第十三号は八角である。第七号は[[平螺鈿八角鏡]]と同時展示される。[[国家珍宝帳]]記載品である。 **第6号 蓋と身はそれぞれ一枚皮で作り、身の内面に緋綾の内張りを備える。 **第7号 平螺鈿背八角鏡第7号の容器。蓋と身はそれぞれ一枚皮で作り、身の内面に緋綾の内張りを備える。円形被せ蓋造りの漆皮箱である。漆皮は奈良時代も流行した…

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紫檀小架

f Red Sandalwood)は[[正倉院]]に保管されている木製の物をかけるための道具である。 *概要 長六角形の床脚付きの台座に、鳥居形の[[紫檀]]製の柱・笠木・貫で構成する。[[紫檀]]材は断面を四花形とし、笠木の先に[[象牙]]の端飾りをつけ、柱頭部と貫上に象牙の[[唐草文]]様の装飾で飾る。長短六の区画は周縁を市松文、矢筈文、斜交文の[[木画]]の界線で囲み、金箔押し[[玳瑁]]貼りとする。 六角台の基台は柿の素地、上面中央の天板は[[紫檀]]張りとする。その周縁は帯状に玳瑁を張り、木画…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%bb%e7%c3%c9%be... - 2022年05月07日更新

献物牌

Dedicatory Tags)は[[正倉院]]に保管されている木製の木札である。 *概要 大仏開眼会に献納された品につけた献納者の名前を記した木札である。材は柘植製であり上端に緒を付ける穴があけられる。5枚ある。献上の品は不明である。 (1)尼信勝、(2)藤原朝臣袁比良賣献廬舎那仏、(3)尼善光、(4)橘夫人、(5) 藤原朝臣百能  藤原朝臣百能は[[藤原百能]]である。 *展示歴 +1977年 - 第30回 +2006年 - 第58回 *管理 -名称 :献物牌 -倉番 :中倉 66 -用途 :仏具…

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金字牙牌

げはい,Ivory Tablet)は[[正倉院]]に保管されている象牙製の付け札である。 *概要 長方形の卵型の色である。表裏とも黄色の密陀漆で文字が書かれ、周囲に金紛をまく。 文字は表に「平城宮御宇中太上天皇恒持心経」、裏は「天平勝宝五年歳次癸己三月廿九日」と書かれる。中太上天皇は[[聖武天皇]]である。東大寺で開催された仁王会のときの納経の付されていた札と考えられる。 *展示歴 +1977年 - 第30回 +2000年 - 第52回 *管理 -名称 :金字牙牌 -倉番 :中倉 64 -用途 :仏具 …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b6%e2%bb%fa%b2... - 2022年05月05日更新

小三合水角鞘御刀子

lustered Sheaths)は[[正倉院]]に収蔵されている[[小刀]]である。 *概要 [[国家珍宝帳]]記載の刀子である。当初は[[三合鞘御刀子]]とともに帯に吊され[[赤漆文欟木御厨子]]に納められていた。献物帳には「小三合水角鞘御刀子 一口」と記載される。 鞘は水牛の角製で三本の刀子を格納している。鞘は頭部に穴をあけ紐を通すように作られる。 *構成 *展示歴 +1963年 – 第16回 +1977年 - 第30回 +1996年 - 第48回 +2007年 - 第59回 *管理…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%be%ae%bb%b0%b9... - 2022年04月30日更新

菩提子誦数

'(ぼだいしじゅず,Rosary)は[[正倉院]]に保管されている木製の数珠である。 *概要 木の実で咸珠108枚が作られている。留め金具は金銅製で、紐は後から補修したものである。菩提子は菩提樹の実である。しかし木の実が実際に菩提子ではなく、シナノキ屬(Tilia)の1種の果実の核である。『大安寺伽藍縁起幷流記資財帳』に菩提樹で作った誦数一貫の記載がある。ボダイジュ、シナノキ、ヘラノキもシナノキ屬である。 *展示歴 +1961年 - 第14回 +1977年 - 第30回 *管理 -名称 …

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水精誦数

ず,Crystal Rosary)は[[正倉院]]に保管されている水晶製の数珠である。 *概要 数珠は誦数、念珠とも書かれ、一定の数の珠を紐に通して、[[称名]]や[[陀羅尼]]などを念誦する際に、その数を数えるために用いる。母珠1枚、咸珠108枚、記子10枚、記子留枚のすべてが水晶製となっている。数珠の数は、108珠が基本となる。 *東大寺献物帳 東大寺献物帳には百済王義慈が献納した宝物に「純金念珠 一具、白銀 念珠 一具、瑪瑙念珠 一具、水晶念珠 一具、虎魄念珠 一具、真珠念珠 一具、紫瑠璃 一具」…

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