縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

タグ検索で奈良時代287件見つかりました。

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箜篌

''箜篌''(くご)は中国、朝鮮、倭国で使われた古代の弦楽器である。 *概要 古代のアッシリアを起源とし、ペルシャ・イランを経て蒙古・中国、百済を経て、倭国に到来した。百済琴とも言われる。 2種類があり、竪箜篌(座って抱えて弾く)と臥箜篌(寝かせて弾く)がある。 L字型のアングルハープであり、正倉院に破損した残欠二張のみ保存されている。 *事例 -模造 螺鈿槽箜篌 …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%e4%b3%e4%bc... - 2023年03月03日更新

檜皮葺

法である。 *概要 飛鳥時代に広まり、奈良時代で上級建築に用いられ、平安時代には最も格式の高い屋根工法となり、神社建築に使われた。 *採取法 概ね30年程度で檜皮葺の損傷が大きくなるので、その都度、「屋根葺替修理」を行う必要がある。樹齢70〜80年以上の立木から採取する。立木から最初に剥がされた皮は荒皮と呼ばれ、檜皮として品質が悪く収量も少ない。一度皮を剥ぎ、8〜10年くらいたつと、新しい表皮が形成され、2度目の剥皮ができる。この皮を黒皮と呼び品質も良く収量も多い。以後8〜10年毎に採取ができる。樹皮を…

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古代の墓誌

末にかけての16例が出土している。飛鳥、奈良時代では仏教文化の普及に伴って火葬墓が出現し、その中に墓誌が納められた。大部分は姓名・官位・卒年のみを記す簡単な例が多い。墓前に置く場合は墓碑、墓標 (表)、神道碑と呼ばれる。 *墓誌リスト |No|名称|出土地|年紀|官位|材質|形状|サイズ| |1|船王後墓誌|大阪府柏原市国分町|天智7年(668年)|大仁品|銅|短冊形| 298×69| |2|小野朝臣毛人|京都市左京区上高野|天武6年(677年)|大錦上|銅鍍金|短冊形| 590×59| |3|文忌寸禰麻…

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太安万侶墓誌

物説が強くなったとされる。当墓誌は確実に奈良時代のものであると判定されている。 *墓誌の向き 文字の書き始めは北を向いていた。文字のある方を下に向けていた。 *墓誌に墨書の痕跡 太安万侶の墓誌を再調査した[[奈良県立橿原考古学研究所]]は、レーザー光による3D計測により、銘文の隣に同じ文字を毛筆で書いた痕跡があることを発見した。 *重要文化財 『太安萬侶墓誌』は、1981年(昭和56年)6月9日に重要文化財(美術工芸品)に指定された。[[奈良県立橿原考古学研究所]]に保存される。 *アクセス等 -名称:太…

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太安万侶

; 723年)は[[飛鳥時代]]から[[奈良時代]]の官人である。 『古事記』を編纂した人物として知られる。 *概要 名は「安麻呂」とも書く。古代の豪族「多(おお)氏」の出身で、安万侶の時代に「多」を「太」に改めた。「太安万侶は伝説上の人物で、実在しなかった」という説が一部にあったが、墓誌の発見で存在が実証された。 *民部卿 『続日本紀』によると、平城京の文官として登用され、705年従五位下となる。715年に従四位下となり、民部卿となった。 *古事記の執筆編纂 711年9月、[[元明天皇]]は太安万侶に…

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磁鼓

''磁鼓''(じこ,Jiko)は[[正倉院]]に保管されている陶製の鼓の胴である。 *概要 陶器に緑・黄・白の釉薬を施している。漏斗状に轆轤引きした二つの胴部をつなぎ合わせて成形した。生地は黄色味を帯びた白色である。釉薬の下地に化粧土は用いない。 胴に大きなくびれを付けた砂時計型の鼓は、唐楽に用いられた細腰鼓の一種である。インドが発祥の地である。 *展示歴 -名称:磁鼓 +1952年 - 第6回 +1964年 - 第17回 +1983年 - 第35回 +1994年 - 第46回 +2004年 - 第5…

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藤氏家伝

''藤氏家伝''(とうしかでん)は奈良時代後半に成立した藤原氏の家史である。 *概要 上巻と下巻からなる。[[藤原鎌足]]伝は「大織冠伝」とも言われる。[[藤原不比等]]伝は失われている。上巻は「大師」すなわち太政大臣である[[藤原仲麻呂]]が編纂を主導したとみられる。下巻は華厳宗の学僧である延慶の執筆編集とみられる。延慶は藤原仲麻呂の家僧と想定されている。藤原仲麻呂が祖先の顕彰を目的として編纂したとみられる。 *構成 構成は以下の通りである。 -上巻 --藤原鎌足伝 --貞慧伝 -下巻 --武智麻呂伝…

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衲御礼履

''衲御礼履''(のうのごらいり,Dyed Leather Ceremonial Shoes)は[[正倉院]]に収蔵されている浅型の靴である。 *概要 つま先の先端が反り上がった鼻高履とも言われる浅型の靴である。先が二股に分岐する。左右同形である。外側を茜色で染めた牛革製で、小口を白く塗り、金線で縁取りし、珠玉を嵌めた花形金具で飾る。中に白綾で包まれた底敷きを置く。金具には真珠、水晶、ガラス玉などがはめ込まれている。収納用に赤漆の箱が付属する。 正倉院御物目録に平城宮御宇太政天皇(聖武)御物と記す。 7…

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銀平脱八稜形鏡箱

''銀平脱八稜形鏡箱''(ぎんへいだつはちりょうがたのかがみばこ,Mirror Case)は[[正倉院]]に収蔵されている鏡を入れる八花形の箱である。 *概要 八稜形の[[印籠蓋造り]]の鏡箱である。素地は革製。型に皮を当てて成形し、布被を当てて漆を塗り、蓋の表面と側面に[[平脱技法]]で装飾する。蓋表中央に八花型の大唐花文、その周囲に孔雀を中心にした八花型文を配置する。側面は各陵ごとに蓋と身に連続した花文を平脱技法で表す。 *展示歴 +1989年 - 第41回 +1995年 – 第47回 …

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馬鞍

''馬鞍''(うまのくら)は[[正倉院]]に保管されている騎馬のための装具である。 *概要 馬鞍は第一号から第十号まである。 -第一号 --韉(しなぐら)は騎馬時の衝撃を和らげるため馬の背の左右に取り付ける装具の一つである。屧脊(なめ)と鞍橋(くらはし)の間に敷く。韉の芯は筵を複数枚重ねたものを麻布で覆う。筵の間には柏葉を挟み込む。それらを貫通させて渦巻き状に並縫いして一体にする。布は目の粗い平織りである。繊維側面と横断面の特長から大麻とみられる。 *馬鞍 第1…

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奈良文化財研究所

''奈良文化財研究所''(とうきょうとまいぞうぶんかざいせんたー)は独立行政法人国立文化財機構の下部組織で、文化財を総合的に研究するための機関である。 *概要 昭和27年4月に文化財保護委員会の付属機関として奈良文化財研究所を奈良市春日野町50番地に設置した。昭和29年7月に奈良国立文化財研究所と改称した。昭和38年4月に平城宮跡発掘調査部を設置する。昭和43年6月、文化庁が発足したとき、その付属機関となった。昭和45年4月、平城宮跡資料館を開館する。昭和50年3月、奈良県高市郡明日香村奥山に飛鳥資料館…

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坪井清足

''坪井清足''(つぼい きよたり、1921年11月26日 – 2016年5月7日)は日本の考古学者である。 *概要 1921年(大正10)年11月26日、大阪府大阪市 に生まれる。父は在野の考古学者として梵鐘研究を開拓した坪井良平である。1934年4月、大阪大倉商業学校に入学。1941年、京都帝国大学文学部に入学した。1943年に学徒動員により兵役に従事し、台湾に送られた。台湾では台北帝国大学医学部の人類学者である金関丈夫と交流を持った。1946年3月に復員して復学し、1948年卒業。19…

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押出仏

ction/1145-0.html]] 奈良時代 8世紀、[[奈良国立博物館]] -[[押出阿弥陀三尊よび僧形像>https://emuseum.nich.go.jp/detail?&langId=ja&webView=&content_base_id=100768&content_part_id=4]] 飛鳥時代・7世紀 [[東京国立博物館]] -阿弥陀三尊像 - 法隆寺蔵 -[[押出二観音および三如来像>https://emuseum.nich.go.jp/detail?&langId=…

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密陀絵皮箱

''密陀絵皮箱''(みつだえのかわばこ,Lacquered Leather Box with Mituda-e Oil Painting )は[[正倉院]]に収蔵されている[[被蓋造り]]の献物箱である。 *概要 蓋と身に面取りがある[[被蓋造り]]の漆皮箱である。薄い皮の素地に外側に麻布を被せ、口縁部に布製の紐を巡らせる。外側の黒漆を塗り、研いで透漆を塗り、銀泥で唐花や唐草文様を描き、その上に油を二度引く。内側は漆の上に鉛白を塗り、油を引いて銀泥で七曜文を描く。 *形状 正方形の底敷きの四方に立ち上が…

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稗田阿礼

''稗田阿礼''(ひえだのあれ、7世紀後半 - 8世紀前半)は倭国の舎人である。『[[古事記]]』の編纂者の一人である。 *概要 [[天武天皇]]は阿礼が28歳の時に『帝皇日家継』や『先代旧辞』を暗誦させた。[[元明天皇]]は阿礼が65歳の時、阿礼が没すると古伝が失われることを恐れ、[[太安万侶]]に阿礼の記憶を筆記させた。『古事記』の源流となる。 暗唱させたというのは、以前からの解釈であるが、井上によれば、「誦習は暗誦とは解釈できず、史料の解釈や読み方が分からなくなったので、内容や意味を稗田阿礼に理解…

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紺夾纈絁几褥

''紺夾纈絁几褥''(こんきょうけちあしぎぬのきじょく,Blue Lug with Clamp-resist Dyed Designs)は[[正倉院]]に収蔵されている仏前に供物を置くための机の上敷である。 *概要 絁に夾纈染技法で華やかな文様を施す。中央に大花葉樹を配置し、樹下に鴛鴦ようの二羽の鳥を配す。その周囲に花文や雲文を配置する。樹上に四羽の飛鳥を配す。保存状態が良好であり、色彩が鮮やかである。葉の先を緑色から黄色にグラデーションでぼかす技法が使われる。表面に蝋状の物…

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神社

''神社''(じんじゃ,shrine)は神道の信仰の祭祀施設。 *概要 古代においてあらゆる物に神が宿るという観念があり、山、大きな岩、巨木などには神が宿るとされていた。 [[大神神社]]や古代の[[石上神宮]]は本殿がなく、拝殿のみであった。 大神神社では三輪山自体が御神体である。 [[石上神宮]]は現在は本殿がある(明治43年から大正2年築)。 関東の赤城神社・榛名神社・妙義神社も本殿がない。 *古代神社リスト **東北 **茨城県 -[[鹿島神宮]] **千葉県 -[[香取神宮]] - 千葉県香…

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刻彫梧桐金銀絵花形合子

''刻彫梧桐金銀絵花形合子''(こくちょうごとうきんぎんえのはながたごうす,Round Mirror with low-Relief Decoration of Flowers and Bords)は[[正倉院]]に収蔵されている木製の容器の蓋である。 *概要 [[半肉彫]]と[[透彫]]により[[宝相華]]文を作る。[[金泥]]・[[銀泥]]で花弁や葉の細部を描く。葉の先端を反らせ、葉に厚みを持たせて重ね合わせてそらせるなど、立体的に表現とした。 展示はこれまでに2回のみである。 *展示歴 +1996…

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樺纒把鞘白銀玉虫荘刀子

''樺纒把鞘白銀玉虫荘刀子''(かばまきのつかさやしろがねたまむしかざりのとうす、Turtle Shaped Covered Cintainer in Mottled Blue Stone)は[[正倉院]]に収蔵されている木簡・紙を切削したり、失敗した文字を削るための短い刀である。 *概要 腰帯に提げて携行するため、装身具として装飾的な細工を施している。2本1組で、いずれも把を象牙製、鞘を木製とし、それぞれ樺巻で飾り、鞘は部分的に玉虫の羽根を貼る。把口は銀製鍍金である。樹種は樺とされているが、濃い色は種…

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青斑石鼈合子

''青斑石鼈合子''(せいはんせきのべつごうす、Turtle Shaped Covered Cintainer in Mottled Blue Stone)は[[正倉院]]に収蔵されている蓋付きの容器である。 *概要 スッポンはリアルであり、背に金銀で北斗七星を描いている。動物彫刻として優れている。青斑石(蛇紋岩)で製作されており、目に深紅色の琥珀を嵌める。甲羅の北斗七星文は銀象嵌である。星は丸く、輪郭線を堀り、内側に銀泥を塗り、星をつなぐ線は日本の浅い筋を刻み、その間に金粉または金泥を塗る。 *展示…

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